ヒップホップのライブやイベントに初めて行くときには、いろんな不安があると思います。
- ヒップホップのライブって怖くない?男だらけの中に女ひとりで行っても大丈夫?
- 服は何を着ていけばいいの?何か持っていったほうがいい物ってあるの?
- ライブ中はどんな風に振舞えばいいの?
などなど。気持ちはよく分かります。私も初めてヒップホップのライブに行く前は不安でたまりませんでした。
この記事では、ヒップホップのライブ(イベント)に初めて行く人に向けて、さまざまな不安や疑問に答えていこうと思います。
目次
服装・持ち物
服装
結論から言うと、マジで何でもいいです。
ってだけだと、さすがに不親切なのでもうちょっと解説します。
「ヒップホップのライブに来る人たちは、みんなラッパーみたいな格好をしているんじゃないか?」
私も初めて行くときはこんな想像をしていましたが、行ってみて拍子抜けしました。
みんな普通の格好をしていたからです。
確かにロックやポップスのアーティストのライブに比べると、ストリート系のファッションをしている人が多めだったり、それこそ太いチェーンのネックレスをしているようなゴリゴリの感じの人もいます。
でも、他のジャンルのライブに来ている若者たちとそう大差はありません。
年々ゴリゴリのヘッズっぽい服装をしている人の割合も少なくなっていっています。
今売れているラッパーも多種多様なタイプがいて、それぞれ色んなファッションをしていますよね?
それと共にお客さんのファッションも多様化してきています。
なので、あなたが普段出かけるときの服装のまま来てください。どんな格好でも浮いたりしないんで大丈夫です。
「自分が持っている服のなかで少しでもヒップホップっぽいコーデはどれだ?」
そんな風に悩まなくて大丈夫です。「あ、こんなもんなのか。意外とみんな普通だな。」きっと現場ではこんな風に思うはずです。
それでもヒップホップっぽいファッションがしたいという方は、以下の記事を参考にしてみてください。
持ち物
チケット、スマホ、少しのお金(コインロッカーを使うなら100円玉何枚か)
これだけで大丈夫です。あなたが今まで行ってきたライブと一緒です。
サコッシュみたいな小さなバッグ1つで行くのが理想ですが、荷物や冬だったらアウターなんかを預けたい人は会場内にあるコインロッカーを使ってください。
地方から遠征してきてスーツケースなんかの大きめの荷物がある方は、会場内のコインロッカーに預けられないケースを想定して、事前に駅のコインロッカーに預けてきた方がいいでしょう。
「怖くないのか」問題に関して
そのまんまのタイトルをつけてしまいましたが、わかりやすいんでコレでいきます。
「客も怖そうなひとが多いんじゃないか?」「ライブ会場で絡まれたりするんじゃないか?」
ヒップホップのライブっていうと、イメージ的にこういう心配しちゃう人も多いと思います。
これも結論から言うと、怖くないです。
どのラッパーのライブに行くのかで多少差はありますが(ハードな内容を歌うラッパーのライブは、客層もハード目にはなります)、わたしは数百回は行ったライブで怖い思いをしたことはほぼありません。
もちろん多少嫌な目にあったり腹が立ったことはありますが、それは「ヒップホップ」のライブだから起こったことではなく、どんな音楽ジャンルのライブでも起きる類いのことでした。(深夜のクラブだと、酔っぱらいトラブルは多少あります)
たとえ怖そうな見た目をしているお客さんがいたとしても、その人もあなたと同じラッパーが好きな同士ですし、何よりお金と時間と労力を割いてまでライブを楽しみにきている人です。
ただ、深夜のクラブイベントに初めて行く場合だけは一緒に行く人を探したほうがいいかもしれません。(危険だからではなく、色々と持てあまして居づらくなるかもしれないからです。)
女性1人で行く場合
「男ばっかのヒップホップのライブに、女1人で行って大丈夫?」
女性の場合だと、こんな不安を抱くかもしれません。
確かにヒップホップのライブでは男の客の方が多いです(どういうライブに行くのかでかなり違ってきますが)
女性人気の高い“KEIJU”などは女性客がかなり多いですし、“LANA”や“Elle Teresa”などの女性ラッパーのライブだとほぼ女性客しかいません。
ただどんな会場でも1人で来ている女性も少なくありませんし、年々その比率は明らかに増えていっています。
目立つこともないし、ふつうの光景なので周りも何も思いません。
この記事によると、国内最大規模のヒップホップフェス「THE HOPE」のお客の男女比がほぼ同じだったとありますね。
「1人で行ったらしつこくナンパされたりしないか?」
いわゆる普通のライブに行くだけなら心配しなくても大丈夫だと思います(今まで見てきた印象に過ぎませんが)
いわゆる「ナンパ箱」と呼ばれるような“出会い目的”の客が多いクラブは別です。ヒップホップのイベントを行うようなクラブは「音箱」と呼ばれる“純粋に音楽を楽しみに来ている”お客さんが多いところがほとんどです。
「お客がパンパンに入っている会場だと、まわりの男性客に押し潰されはしないか?」
そういう不安がある方には、壁際にいることをオススメします。実際にそうしている1人で来た女性の姿もよく見ますし。
あとは寄りかかれる手すりがある会場なら、そこのポジションを取るといいですね(↓のような)
“壁ぎわ”も“手すりがあるところ”も、押されても倒れる心配がない、周りに囲まれないし寄りかかるところがあるという点で安心して見ることができます。
慣れて様子がわかってきてから、前のほうに行ってみるのがいいと思います。
会場での過ごし方
ヒップホップのライブが初めてだったとしても、誰かと一緒に行くのなら心強いしライブ中以外の時間も間がもつと思うので、ここでは主に1人で行くひとに向けて書いていきたいと思います。
ドリンクチケット
これはヒップホップに限らずどのジャンルのライブでも共通ですが、入場時にチケットとは別にドリンク代が必要になるケースがほとんどです。
ドームやホール公演など大規模な会場だと無いケースもありますが、ライブハウスの場合は、入場時にチケットを確認するタイミングでドリンク代(500円の場合がほとんど)を支払い、ドリンクチケットをもらいます(紙製だったり、プラスチックの板だったり会場によって違います)。
チケットやイベント概要に、※ドリンク代別などと書かれていますので、入場時にスムーズに払えるよう準備しておきましょう。
詳しいことはこちらの記事なんかを参考にしてください。
DJタイム
だいたいヒップホップのライブに行くと、会場時間〜ライブ開始までの時間は、DJによるHIPHOPmixが流れていると思います。
ステージ上にDJがいてプレイしていることもあれば、音だけがBGMのように流れているケースもあります。
ヒップホップのライブが初めて+1人で行った場合は、何となくどう過ごしていいのかソワソワしちゃうと思いますが、まあそれはしょうがないです(笑)
ヒップホップを聴き始めたばかりの人には“知らない曲”ばかり流れると思いますが、「なんかこの曲いいな」とか思いながら、周りでも観察して時間を過ごしてください。
あとからDJタイムのプレイリストが発表されるわけじゃないんで、“いいなと思った曲”が何ていう曲なのか知ることは出来ないんですが、なんとなく色んな曲があるんだなあと思いながら楽しんでください(笑)
いずれ詳しくなったら「あの時流れていた客はこれだったのか!」とか思うこともあるでしょう。
ライブ中どうすればいい?
ライブ中、ラッパーが「手を上げろ」とか「揺れろ」とか「ジャンプ!」とか色んなアクションを求めてくることがあります。
またラッパー側がなにも言わなくても、フック(サビ)の部分で周りのお客さんたちが手を上げて前後にゆらしたりしていると思います(ライブ映像でよく見るアレです)。
「恥ずかしいし、やり方もよくわからないんだけど、そういうのってやらなくちゃいけないの?」
そんなふうに思う人がいるかもしれませんが、結論を言うと別になにもやらなくても大丈夫です。
棒立ちで見てようが、まったく声を出さずにいようが、あなたの好きなように見ていて問題ありません。
気持ちが盛りあがって声を出したくなったり、アクションで応えたくなったらすればいいのです。
周りのひとも「なんだこいつノリ悪いなあ」とか思ったりしないんで、大丈夫です。
個人的には積極的に参加したほうが自分も楽しくなるのでオススメですが、それも慣れてきてからやりたくなったらやればいいのです。
まとめ
いかかでしょうか? あなたの疑問や不安は解消できたでしょうか?
不安な気持ちが多少あったとしても、この記事に書いてあることを鵜呑みにして1度行ってみてください。
「あー全然なんてことなかったなあ。普通のライブと一緒じゃん。」
きっとライブ後にはそんな感想をもつはずです。
それで楽しくなって、どんどん色んなライブに行きたくなるはずです。
ぜひヒップホップのライブを楽しんで来てください!
↓初心者の方に向けてこんな記事も書きました。どんどん世界を広げてヒップホップを楽しみましょう!