この記事では2024年に発表された曲の中から、個人的にグッときたものをどんどん紹介していきます。
2024年最新のヤバい曲を探してる人は、気になったものから聞いてみてください。
あくまで楽曲単位で気に入ったものを選んでいくんで、同じアーティストでも何曲も取りあげることもあります。
取りあげたい曲を見つけるたびに随時更新していきますので、取り上げる順番はお気に入り順ではなく、単純に1月→12月みたいなリリース順になっています。
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目次
- 1 Watson - Fake Love ft. DADA
- 2 CreativeDrugStore - Nah (BIM, in-d, VaVa, JUBEE)
- 3 JUMADIBA - paypay
- 4 Kaneee, STUTS - Young Boy
- 5 Jinmenusagi - Blue Benza feat. Spada
- 6 Tha Jointz - WEATHERTEC (Prod by Paid in Full)
- 7 999dobby - Nightmare
- 8 BAD HOP - Mukaijima feat. YZERR, ANARCHY, Benjazzy, T-Pablow & AI
- 9 BAD HOP - Shoot My Shot feat. Benjazzy, Eric.B.Jr & 漢a.k.a. GAMI
- 10 Sadajyo × Jeff Loik - ENTP feat. Spada
- 11 DJ CHARI & DJ TATSUKI - ALL FRIENDS (feat. Fuji Taito, Kaneee, eyden & DADA)
- 12 Watson - Intro
- 13 NORIKIYO / IINDA.
- 14 Lunv Loyal - 存在 / Existence
- 15 5xL Feat.LEX / 5lack
- 16 JJJ, BLASÉ & Bonbero - YW
- 17 ACE COOL - 興味
- 18 NENE, Young Coco - YUMMY
- 19 MaRI - 不良外国人 feat. MIYACHI, AKLO
- 20 kappa FARMHOUSE
- 21 BIM - DNA feat. Kohjiya, PUNPEE
- 22 LEX - 力をくれ feat. ¥ellow Bucks
- 23 OZworld / Gear 5 REMIX feat. MIYACHI & Jinmenusagi
- 24 まとめ
Watson - Fake Love ft. DADA
Watsonの全バースがヤバ過ぎます。
“友達くれたチェーンそれ売ってVideoを撮る だから埋まっていくノート 食事よりもとる録音ほぼほぼほーぼ”のような四六時中制作してる彼らしいトピックをユーモアたっぷりに語ったところから、
“違うよおままごと、俺はgoat 裁判所で闘った窃盗か強盗 だからかも意外と書ける響く歌詞”のような「お見事!」としか言えないようなライン、
“あげる重い腰もうやるしか無いんだよもう 後に引けないやるしか無いんだよもう”という切実な覚悟を表明するところから、
“近寄りにくくなった好きな子に あー連絡無視する好きなのに”という切ないメインテーマにつなげるという、この一曲で彼のリリックの凄さと魅力がわかるほどのものでした。
CreativeDrugStore - Nah (BIM, in-d, VaVa, JUBEE)
前身の「THE OTOGIBANASHI’S」からずっと追い続けている大好きなグループ。
ソロとして力をつけてきたメンバーが集結して本気を出せばここまでイケるんだ!と、興奮を抑えられないほどのクオリティを見せつけられました。
なかでも「Nah」は、「結局自分はこういう“ブーンバップ”が1番好きなんだよな」と改めて実感させられた一曲でした。
JUMADIBA - paypay
JUMADIBAの“Hyperpop”的な一曲。
ふしぎな浮遊感とチープな可愛さをかもすトラックに溶け込むかのようなフロウ、異世界へ連れていかれたような独特のリリック、そしてこの曲の世界観をバッチリ表現した最高のMV。
彼のセンスが全て発揮された会心の一曲ではないでしょうか。
Kaneee, STUTS - Young Boy
もう何十回聞いたかわからないこの曲。とにかくSTUTSのトラックと彼の相性が良すぎます。
MVも非常にスタイリッシュでカッコいいですね。
my favoriteラッパーの一人「Jinmenjsagi」。
長い彼のキャリアの中でも2023年はギアを一段階上げ、周囲からのプロップスもかなり上がったのではないでしょうか。
featuringしたSpadaもヤバかったです。もう入り方からして最高です。
Tha Jointz - WEATHERTEC (Prod by Paid in Full)
今人気のフィメールラッパー“MFS”も所属している「ThaJointz」というクルー。
ディグってるうちにたまたま耳に入った瞬間「カッケー!」ってなった曲。
「the 90’s」って感じのトラックに、メンバー各々の個性が光るフロウも楽しい一曲でした。
999dobby - Nightmare
北海道・函館出身の若干18歳のラッパー“999dobby”
腹の底から湧き上がる“怒り”と、成功への“覚悟”を感じるこの強烈なパフォーマンス。
「音楽とも自分とも本気で向き合って作った これで売れないなら終わり」とまで語った彼の思いがぶち撒けられています。
こういうのが聞きたいからヒップホップを追い続けてるんだよな、という思いを久々に思い起こさせてもらいました。
BAD HOP - Mukaijima feat. YZERR, ANARCHY, Benjazzy, T-Pablow & AI
2月といえば、何といってもBADHOPラストアルバム・東京ドームでの解散ライブに伴う怒涛のリリースラッシュでした。
YZERR, Benjazzy, T-Pablow というBADHOPの中心メンバーに最も強い影響を与えただろう存在“ANARCHY”に、フックを“AI”というこれ以上ないメンツ。
荘厳なビートの上で、これまでの道のりを憧れた存在をゲストに呼んで振り返るという、まさにラストアルバムにふさわしい集大成的な曲でした。
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BAD HOP - Shoot My Shot feat. Benjazzy, Eric.B.Jr & 漢a.k.a. GAMI
「Benjazzyが本気で“drill”をやればこんなにヤバいのか!」と、圧倒された1曲。
新旧のストリートスタイルを代表する“Eric.B.Jr”と“漢a.k.a. GAMI”というゲスト選びもバッチリでした。
Sadajyo × Jeff Loik - ENTP feat. Spada
プロデューサー/ビートメイカーの“Jeff Loik”のサンプリングビートの上でかまされた、2人のラップ巧者のフロウがとにかくカッコいい!
ちょっと懐かしい構成&テイストのMVもいい感じです。
DJ CHARI & DJ TATSUKI - ALL FRIENDS (feat. Fuji Taito, Kaneee, eyden & DADA)
若手人気MCたちによるポッセカット。制作陣もふくめ非常に豪華な1曲です。
あまり交わらそうな4MCの意外な組み合わせ & それぞれ違うアプローチながらビートとの相性抜群のラップ。
Fuji Taitoの輝きがひさびさに見れたのもうれしい1曲でした。
Watson - Intro
このリスト2度目の登場“Watson”。
あいかわらずパンチラインまみれのリリック。「何を歌ってるんだろう?」と思わず集中して聞き耳をたててしまいます。
あと単純にどんどんラップが上手くなっていってますね。もともと上手いのに。
NORIKIYO / IINDA.
すべてがカッコいい男“NORIKIYO”。「本当に塀の中にいるのか?」と疑いたくなるほどのリリース状況とそのクオリティ。
若手の優れたリリシストも大勢いますが、このクオリティと説得力は年長者ならでは、というかNORIKIYOだから。
・他に2月3月リリースの中で候補に入れたのは
- Sweet William - See, Saw feat. GAGLE
- チプルソ- Special
- NEWLY - Pocket Talk feat. NF Zessho
- Kohjiya - Josetsusha! feat. YungFLX
- Kvi Baba / Ms. U feat. idom & SALU
↑ このあたりでしょうか。チーム友達は言わずもがななんで、あえて取りあげませんでした。 Young Coco & Jin DoggとのRemixも抜群に良かったですね。
Lunv Loyal - 存在 / Existence
「POP YOURS 2024」でのステージも圧巻だった“Lunv Loyal”(ルナロイヤル)。
あわせて読みたい→ 【ラッパー紹介】Lunv Loyalのプロフィールとおすすめ曲を紹介
ラッパーとしての長いキャリア、人生でさまざまな経験をしてきた彼だからこそ到達した、深みのあるリリックが染み入ります。
曲のテーマとMVの舞台に選んだタイ(?)の街角で生きる人びとの表情がリンクして、世界観にグッと引きこまれます。
“Lunv Loyal”が今後ますます大きな存在になっていくのを確信される1曲でした。
5xL Feat.LEX / 5lack
今年のさまざまなコラボの中でも、最も驚いてワクワクした組み合わせ。
ともに「恐るべき新世代の代表」的な存在、新旧天才ラッパーの“5lackと“LEX”。
5lackが「そろそろやらないかい?」って直接DMしたらLEXがすぐに「もちろん」と答え、5lackがビートを送った2時間後にLEXがバースの入ったデータを送ってきたというエピソードが最高でした。
で、そのLEXの驚愕のバース。ほんと天才なんですね。
5lackが聞いて圧倒されたのもホントうなずけます。
JJJ, BLASÉ & Bonbero - YW
これぞ「THE・JJJ」といった最高のビートにフロウ。
BLASÉとのコラボも熱いですね。韓国のヒップホップはホントヤバいんで、もっともっと交わって欲しいところ。
Bonberoもこのビートにかなり気合が入ったんじゃないでしょうか、流石のラップ巧者ぶり。
・他に4月5月リリースの中で候補に入れたのは