抜群のメロディセンスを生かした聴きごこちの良い楽曲が人気のラッパーKaneee(ケイニー)。
「ラップスタア誕生2023」をきっかけにデビューして以来、またたく間に人気ラッパーの仲間入りを果たしました。
この記事ではそんなラッパーKaneeeのプロフィールやこれまでの経歴、ファッションや人気曲まで紹介していきます。
Kaneeeについて深く知りたい方はぜひチェックしてみてください!
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目次
Kaneeeとは
アーティスト名(読み方) | Kaneee(ケイニー) |
本名 | 金井 ニキタ |
年齢(生年月日) | 24歳(2000年11月10日生まれ) |
出身地 | 北海道札幌市 |
最終学歴 | 立教大学卒業 |
所属レーベル | - |
Kaneee(ケイニー)は2000年生まれ、北海道札幌市出身のラッパーです。
日本人の父親と海外出身の母親から生まれたハーフで、父親と弟を病気で亡くしています。
大学進学のため上京して以来、現在も東京を拠点に活動しています。
Kaneeeはどこの国のハーフ?
彫りが深いイケメンで、顔も小さくスタイルも良いKaneeeは、そのルックスの良さから女性人気も高いラッパーです。
母親が外国から来た人であることは曲でも歌っていますが、どこの国の人なのでしょうか?
結論としては、ロシアとのハーフである可能性が非常に高いです。
「ラップスタア誕生2023」の“AREA TRIAL”ステージで歌った曲の歌詞に、ロシア語のこんな一節がありました。
Смотри, я звезда(見ろよ 俺は星だ)「ラップスタア誕生2023」より
本名の「ニキタ」という名前もロシア人に多い名前です。
よって、Kaneeeはロシアとのハーフであるとの仮説が立てられます。
名前の由来
Kaneeeというアーティスト名の由来は明らかにされていませんが、おそらく本名(金井 ニキタ)が関係していると思われます。
ラップスタイル
抜群のメロディセンスと聴きごこちの良い声を生かしたメロディアスなフロウが特徴のスタイルです。
これまで出した楽曲は歌ものが多いのですが、バチバチにラップをする楽曲も得意としています。
楽曲制作のスタイル
楽曲制作が非常に早いのもKaneeeの特徴です。
ビートを流して良いフロウが浮かんだものがあったら、スマホにリリックを書いてその場で楽曲を完成させてしまいます。
デビュー曲の“CANVAS”も、ビートを聞かされたその場でセッションするうちに完成させてしまったそうです。
イメージカラー
Kaneeeといえば、水色をイメージカラーとしていることでも知られています。
「ラップスタア誕生」に応募した時から一貫して水色の衣装を着るなど、非常にセルフプロデュースへの意識が高いアーティストでもあります。
盟友Ray Inoue
Kaneeeの活動において、最も重要な人物がRay Inoueです。
Ray InoueはKaneeeのライブDJであるだけではなく、プロデューサーであり、マネージャーであり、スタイリストもつとめています。
友人を超えた家族のような関係で、現在も同居しながら活動を共にしています。
大学時代に渋谷のクラブ「HARLEM」で出会い、それまでライトなヒップホップリスナーだったKaneeeにヒップホップを教えたのもRay でした。
影響を受けたアーティスト
中高時代はロックバンドを組んでいたKaneee。
当時はヒップホップよりも「ロック」や「R &B」が好きで、ロックだと“ニルヴァーナ”や“リンキンパーク”、R &Bだと“シザ”が好きでした。
ラッパーだと最も影響を受けたのは“xxxテンタシオン”で、他にも“リル・ピープ”や“ジュース・ワールド”などのエモラップを代表するラッパーたちに影響を受けました。
初めてレコーディングした曲も、Youtubeで見つけた“ジュース・ワールド”のタイプビートを使ったものだったそうです。
タイプビートとは
特定のアーティストや楽曲の雰囲気を模したビートのこと。ネット上にアップロードされていて、無料のものと有料のものがあります。著作者に「使用料」を払うことで、楽曲としてリリースすることも可能。基本的にはビートを「買い取る」のではなく、あくまで「使用権」を借りるという形式をとります。
これまでの経歴
Kaneeeの略歴は以下のようなものです。
2000年〜 | 北海道札幌市にて生まれ育つ。 高校卒業後、大学進学のため上京。 |
2019年4月 | 立教大学に入学。 |
2022年1月 | 父親と弟を立て続けに亡くす。 |
2022年8月 | 楽曲制作のためカナダに行く。 |
2023年1月 | 「ラップスタア誕生2023」に出演。 |
2023年5月 | デビュー曲「Canvas」をリリース。 「POP YOURS2023」のSTUTSの枠で出演。 |
2024年6月 | 1stアルバム「Remember Me?」リリース。 初のワンマンライブをLIQUIDROOMにて開催。 |
北海道札幌市で生まれる
Kaneeeは2000年に北海道札幌市で生まれました。
外国人の母親は、リズム感を養うために子守唄としてR&Bを聞かせるような人でした。
周りの家庭とまったく違う教育を受けて育ったKaneeeは、人と深く関わらない少年でした。
家庭の教えとはまるで違う、“右向け右的”な日本社会になじめなかったそうです。
はじめて聴いたヒップホップは、小6の時にヒップホップダンサーだった母親が流していた“エミネム”の「Rap God」でした。
同じころ音楽好きの父親からギターを教わり、中高時代はロックバンドを組みながら、1人でアコギの弾き語りも行なっていました。
そこでオリジナル楽曲を作っていたことが、ラッパーになってからの楽曲制作にも役立ったそうです。
大学進学のため上京
高校卒業後、立教大学進学のために上京。
大学時代もバンド活動を続けましたが、本人いわく「全く目が出なかった暗黒時代」だったらしく、目立った結果は残せないまま解散しました。
この頃にRay Inoueなどの仲間たちと出会い、ヒップホップにハマっていきました。
そんな大学時代の2022年の1月に父親を亡くし、立て続けに弟も亡くなってしまいます。
しばらくはどん底の心境に陥りましたが、時間が経つにつれ「はい上がるためには音楽でカマすしかない」と決意を固めたそうです。
ラッパーとしての活動をスタート
今の自分の心情を歌うにはラップが一番適していると考え、家にこもって楽曲制作をする日々を送ります。
2022年8月には、カナダのバンクーバーで長期滞在しながらの楽曲制作も行いました。
そこで“人と違うことをやろうとする”、“好きなことしかやらない”というカナダ人の「あまのじゃく」な気質につよく影響を受けたそうです。
「ラップスタア誕生2023」
そして2023年に入り、Kaneeeは「絶対優勝してやる」という意気込みで「ラップスタア誕生2023」へエントリーしました。
YZERRなどの審査員からその才能を絶賛されるも、惜しくも3次審査の「SELECTION CYPHER」ステージで敗退しました。
視聴者投票では2位でした。
STUTSに見出されデビュー
ラップスタアで敗退し意気消沈していたKaneeeでしたが、2023年4月の下旬にパフォーマンスを見ていたビートメイカー/プロデューサーの“STUTS”からDMをもらいます。
Kaneeeが自分のビートを「こう乗せてほしい」という乗せ方をしてくれ、嬉しかったからDMをしたそうです。
直接会ったその場で「Canvas」のビートを聞かされたKaneeeは、わずか3、4時間でリリックとフロウをほぼほぼ完成させ、レコーディングを行いました。
そして制作してから間もなく行われた「POP YOURS 2023」のSTUTSのステージに出演。その同日に配信リリースし、デビューを飾りました。
さらに6月にはSTUTSの「日本武道館」でのワンマンライブに出演するなど、デビューして間も無いあいだに立てつづけに大舞台に上がりました。
アルバムリリースとワンマンライブ開催
デビューして以来、自分の作品以外にも数々の客演をこなすなど、順調にキャリアを歩んでいったKaneeeは、2024年6月に待望の1st アルバム「Remember Me?」をリリース。
「Remember Me?」というタイトルは、数十年後の未来のリスナーにも聴いて欲しいという想いが込められています。それぐらい自分でも納得できる自信作になったそうです。
アルバムリリース直後には初のワンマンライブを「Ebisu LIQUIDROOM」にて開催し、見事に成功させました。

その後も精力的に活動し、現在ではヒップホップシーンきっての人気ラッパーとなり、多くのヒット曲を生みだしました。
人気曲・おすすめ曲
1. Canvas
Kaneeeのデビュー曲であり、今も聴かれつづけるヒット曲。
「ビートを聞くとメロディが浮かびやすい」というほど抜群の相性をほこるSTUTSと作ったこの曲は、発表後すぐにSNSでバズり、Kaneee本人も驚くほどの勢いで広がっていきました。
Canvasという曲名は、「今はラッパーとして何のキャリアもない白紙の“キャンバス”のような自分が、これからいろんな色をつけていく」という意味で付けられました。
彼の一番のストロングポイントの聞き心地のいいメロディアスなフロウを全編にわたり堪能できる、何度もくり返し聞きたくなるこの曲。
“あの日の負け”から駆け上がっていくという、皆が自分のことに置き変えて共感できる内容も非常にキャッチーなものですよね。
2. Young boy
「ラップスタア誕生」で披露した、これまたSTUTSのビートにのせたヒット曲。
「これからラッパーとして成り上がっていく」というKaneeeの覚悟が込められた1曲です。
白黒のクールな絵面からはじまり、後半にいくにつけ色づいていくPVも、曲の内容とリンクした印象的な出来です。
Life is Romance
メロディアスに歌い上げるフックがSNSでバズり、Kaneee最大のヒットとなった1曲。
一聴するとただの“ラブソング”に聴こえますが、全体を通して聴くと「人生において大切なこと全般について」歌っている曲だということが分かります。
1stアルバムに収録されてから半年後に作られたMVも、曲にこめた意図をさらに深く読み解けるようなものになっていますね。
今後の活動について
Kaneeeはいつか本場USに進出して全英語の曲で勝負したいという大きなビジョンを持っています。
プロデューサーもUSの人と組んで本格的にやりたいとのこと。
カナダのバンクーバーなどに長く滞在していた経験もあり、英語にも問題がない事もこういったビジョンを支える大きな強みです。
歌う内容としては、日本の政治や社会システムに対しての不満をつよく抱えているようで、そこに対する意見を表明するような曲も作っていきたいと語っています。
日本社会にただよう「みんなからできないと言われたら、自分のやりたい事でもできないと思いこんでやらない」というムードが大嫌いなそうで、そういった風潮を打ちやぶっていきたいとも思っているようです。
ビートに合ったメロディアスなフロウを生み出すセンスに長けているKaneeeですが、これからはまた違った方向性の曲も聞かせてくれるようで、楽しみですね!
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まとめ
この記事では、ラッパーKaneeeについて紹介してきました。
デビューまでのストーリーやその後の快進撃からは、何か持っているとしか思えないスター性を感じさせますね!
今後世界的なアーティストへと駆け上がっていく様子を、楽しみに見届けたいと思います。
他にも様々なラッパーについて紹介しているので、気になるものからチェックしてみてください!