ヒップホップファッションの基本となるパンツ(ズボン)といえばデニム。
昔から現在に至るまで、ラッパーはステージでもプライベートでも様々なブランドのデニムパンツを履いてきました。
この記事ではそんなラッパーがよく履いているデニムのブランドについて紹介します。
紹介する10ブランドにはラグジュアリーなものから手に取りやすい価格帯のもの、王道のブランドから2024年のトレンドのものまで幅広く取りそろえました。
デニムパンツを探している方はぜひチェックしてみてください。
目次
Ksubi
2000年に立ち上げられたオーストラリアのブランド“Ksubi(スビ)”。
「自分たちの着たいアイテムが無い」という発想からデニムアイテムを中心にはじめたこのブランド。
トラヴィス・スコットやエイサップ・ロッキーなどのUSのラッパーから、WatsonやKohh(現・千葉雄喜)などの日本のラッパーまで、世界中のラッパー達がKsubiのデニムを愛用しています。
細身のものからワイドなものまで、さまざまなダメージ加工やプリント、細かい刺繍がされたものなどバリエーション豊富なラインナップをほこるデニムアイテム。
2万〜4万円くらいの頑張れば手が届くくらいの価格帯が中心。とりあえず一本は持っておきたいラッパー御用達の定番ブランドです。
TRUE RELIGION
次に紹介するのはプレミアムジーンズの定番ブランド、“TRUE RELIGION(トゥルーレリジョン)”です。
2002年にLAで生まれたこのブランドは、オリジナルのデニム生地から作るほどこだわった高品質なデニムパンツ専門のブランドです。
ブランドのトレードマーク「馬の蹄鉄」をステッチしたジーンズは、2000年代に高品質、高価格帯のプレミアムジーンズの流行ともに一躍有名に。
世界中のラッパーたちがこぞって履いたことで、ヒップホップファッションの新たな定番ブランドとなりました。
日本のラッパーにも愛用者が多数おり、デニムパンツ好きとして知られるIOがもっとも履いているブランドでもあります。
Valabasas
2024年最注目のデニムブランドが“Valabasas(ヴァラバサス)”です。
2019年にアメリカのテネシー州メンフィスで始まったこのストリートウェアブランドは、今では全米中のの主要セレクトショップが軒なみ取りあつかうトレンド真っ只中の最注目ブランドです。
2024年から日本での取り扱いが始まりました。
チーフ・キーフ、ヤング・サグ、リル・ダーク、NLEチョッパなど数々の人気ラッパーが愛用。
さまざまな凝ったダメージ加工がほどこされたクオリティの高いアイテムが2万円台で買えるというコスパの良いブランドです。
トレンドのフレアシルエットで細身のアイテムが多いですが、全てのデニムにストレッチが効いているので動きやすさも問題ありません。
EVISU
日本が世界に誇るデニムブランドの“EVISU(エヴィス)”
1991年に創業したこのブランドのアイコニックなアイテムといえば、ポケットにカモメのマークがペイントされたデニムパンツです。
世界中のラッパーが着用し、その人気はジェイZやリルウェイン、T.Iなどの大物ラッパーのリリックに登場するほど。
リルベイビーやセントラルシーなど現在人気のラッパーも履きつづけるEVISUのデニム。ヒップホップ好きなら一度は手に入れたいブランドです。
AMIRI
2014年にLA出身のデザイナー、マイク・アミリが設立したラグジュアリーストリートブランド、“AMIRI(アミリ)”。
世界中の若手ラッパーがいつかは着たいと憧れるブランド、AMIRI。その代表アイテムのひとつがデニムです。
成功したラッパーの証でもあるAMIRIのデニム。世界中のラッパーのリリックにも頻出するブランドですね。
細身で綺麗なシルエットのアイテムが多いAMIRIのデニムパンツ。いつかは手に入れたいアイテムです。
SKINS
2020年に立ち上げるや否や日本中の人気ラッパーがこぞって履いているのが、パンツ専門のブランド“SKINS(スキンズ)”のデニムです。
”様々な履き手の肌(skin)になる”というコンセプトのもと作られたこのブランドを立ち上げたのは、YENTOWNのメンバーとしてもお馴染みのラッパーの“PETZ”。
スタッズやペイント、レーザーなどさまざまな加工がほどこされたデニムは、デザインだけでなくディテールまでこだわられたクオリティの高いものに仕上がっています。
デニムの他にもスウェットやカーゴパンツにジャージなど、こだわりが詰まったパンツが欲しいなら一度チェックしてみて下さい。
THUG CLUB
韓国発の新鋭ストリートブランド、“THUG CLUB(サグクラブ)”。
多数の世界的ブランドとのコラボを果たすなど、ラグジュアリー・ストリートウェアブランドとして新たな地位を確立しました。
A$AP Rocky、Central Cee、DaBabyなど世界的人気ラッパーも着用するこのブランド。中でもインパクトのあるデザイン、加工が施されたデニムアイテムはブランドを代表する人気アイテムです。
Watsonら日本の人気ラッパーも多数着用しているのが、THUG CLUBのデニムパンツです。
mnml
「ラッパーが履いているようなデニムが欲しいけど、高すぎるブランドばかりでとても手が出ない。」そんな人におすすめのブランドが、“mnml(ミニマル)”です。
低価格ながらクオリティの高いアイテムが手に入るということで、一気に人気ブランドとなりました。
LA発のこのブランドは名前のとおりシンプルで洗練されたデザインかつ高品質なアイテムを、生産コストを極限まで省くことで低価格で販売することを実現しています。
なかでも人気なのがデニムで、ほぼ全てのアイテムを1万円台で購入することができます。低価格ながらデザイン性の高いアイテムが多くバリエーションも豊富なため、若手を中心に多くのラッパーが着用しています。
Denim Tears
2019年に始まった新進気鋭のブランド、“Denim Tears(デニムティアーズ)”。このブランドもラッパー御用達のデニムの定番ブランドとなりました。
綿花のグラフィックが印象的なこのブランドのコンセプトは“ アフリカ系アメリカ人のストーリーを伝える”というもの。
綿花のグラフィックは黒人奴隷が強いられた“綿花摘み”を意味しています。
“オフセット”や“エイサップ・ロッキー”などの海外の人気ラッパーや、“IO”や“JP THE WAVY”ら多数の日本人ラッパーがこのデニムを着用しています。
JADED LONDON
人と被らない個性的なデニムが欲しいという方にチェックしてほしいブランドが、“JADED LONDEN(ジェイデッド ロンドン)”です。
JADED LONDONは2013年にロンドンで生まれ、ビリーアイリッシュなどの海外アーティストが着用したことで人気が出たブランドです。
ストレートにキレイに落ちるバギーシルエットのデニムパンツや、個性的なプリントや加工がほどこされたインパクトの強いアイテムがそろっています。
日本人ラッパーだとLEXなどが着用しますが、日本ではまだそれほど履いている人が少ないので、人と被りたくないという方におすすめのブランドです。
まとめ
この記事ではヒップホップアーティストが履いているようなデニムパンツについて紹介しました。
あなたのお気に入りのブランドを見つけるキッカケになったのなら嬉しいです!
他にもさまざまなファッションに関する記事を出しているので、そちらも見てみてください。