ヒップホップファッションの基本となるパンツ(ズボン)といえばデニム。
昔から現在に至るまで、ラッパーはステージでもプライベートでも様々なブランドのデニムパンツを履いてきました。
この記事ではそんなラッパーがよく履いているデニムのブランドについて紹介します。
紹介する10ブランドにはラグジュアリーなものから手に取りやすい価格帯のもの、王道のブランドから2025年のトレンドのものまで幅広く取りそろえました。
ラッパーが履いているようなデニムパンツを探している方はぜひチェックしてみてください。
目次
GUAPI

はじめに紹介するのは、現在日本中で爆発的に売れているブランド、“GUAPI(グアピ)”です。
GUAPIはアメリカ・ニュージャージー発のファッションブランドで、特にデニムを中心としたパンツ類が人気を博しています。
NBA YoungBoyやNLE Choppaなどの人気ラッパーが着用し、日本でもYvng PatraやJin Dogg、MaRI、eydenら多くのラッパーがこぞって着用しています。
Yvng PatraやNBA YoungBoyも履いているのが、GUAPIの「GHOST WHITE STACKED DENIM」というアイテム。
全体に施されたダメージ加工に目がいきますが、ポイントは他にもあります。

この左右それぞれ2箇所に付いているZIPを使って、シルエットを自由に変化させることが出来るのです。
これだけ凝った仕様にも関わらず、GUAPIのデニムパンツはほぼ全てのアイテムが2、3万円台でリリースされています。
Jin Doggが履いているのが、GUAPIの「Power Blue Logo Stack Denim」というアイテムです。
GUAPIは2025年に日本に入ってきたばかりですが、入荷即完売が続くなど現在人気に火がついています。
他にもeydenやT.i.G sky seaが履いている、反射して光る「VINTAGE BLUE EMBELLISHED DENIM」など、トレンドど真ん中のアイテムが続々とリリースされています。
トレンド感のあるデニムパンツが欲しい方はぜひチェックしてみてください。

Ksubi

次に紹介するのは、2000年に立ち上げられたオーストラリアのブランド“Ksubi(スビ)”です。
「自分たちの着たいアイテムが無い」という発想からデニムアイテムを中心にはじめたこのブランド。
後ろポケットについたブランドタグを付けたまま履くのが定番となっています。
トラヴィス・スコットやエイサップ・ロッキーなどのUSのラッパーから、WatsonやKohh(現・千葉雄喜)などの日本のラッパーまで、世界中のラッパー達がKsubiのデニムを愛用しています。
特にeydenのような細身のパンツを好んで履くラッパーがよく愛用していますね。
「ラッパーが履く細めの良いデニム=Ksubi」というイメージが世界中で定着しています。
高品質なデニムとして有名ですが、価格帯は2万〜4万円台が中心です。
間違いない細身のデニムが欲しい方にオススメしたいブランドですね。

VALABASAS

2025年にバズったブランドがGUAPIなら、2024年にいち早く日本に上陸し売れまくったブランドが、“VALABASAS(ヴァラバサス)”です。
2019年にアメリカのテネシー州メンフィスで始まったこのストリートウェアブランド。
チーフ・キーフ、ヤング・サグ、リル・ダーク、NLEチョッパなど数々の人気ラッパーが愛用し、日本では2024年から取り扱いが始まりました。
VALABASASの人気の理由は、その圧倒的なコスパの良さにあります。

例えばチーフ・キーフが履いているこのパンツの価格がなんと114ドル(当時のレートだと日本円で約12000円)
現在日本のショップで取り扱っているアイテムも、2万円台を中心とした価格帯で販売されています。
LANAやDADA、eydenなど多くの日本人ラッパーもVALABASASのデニムパンツを着用。
全てのデニムにストレッチが効いているので動きやすさも問題ありません。凝った加工の手頃なデニムパンツを探している人は、まずこのブランドをチェックして下さい。

THUG CLUB

韓国発の新鋭ストリートブランド、“THUG CLUB(サグクラブ)”。
多数の世界的ブランドとのコラボを果たすなど、ラグジュアリー・ストリートウェアブランドとして新たな地位を確立しました。

A$AP Rocky、Central Cee、DaBabyなど世界的人気ラッパーも着用するこのブランド。中でもインパクトのあるデザイン、加工が施されたデニムアイテムはブランドを代表する人気アイテムです。

Watsonら日本の人気ラッパーも多数着用しているのが、THUG CLUBのデニムパンツです。

TRUE RELIGION

次に紹介するのはプレミアムジーンズの定番ブランド、“TRUE RELIGION(トゥルーレリジョン)”です。
2002年にLAで生まれたこのブランドは、オリジナルのデニム生地から作るほどこだわった高品質なデニムパンツ専門のブランドです。
ブランドのトレードマーク「馬の蹄鉄」をステッチしたジーンズは、2000年代に高品質、高価格帯のプレミアムジーンズの流行ともに一躍有名に。
世界中のラッパーたちがこぞって履いたことで、ヒップホップファッションの新たな定番ブランドとなりました。
日本のラッパーにも愛用者が多数おり、デニムパンツ好きとして知られるIOがもっとも履いているブランドでもあります。


EVISU

日本が世界に誇るデニムブランドの“EVISU(エヴィス)”
1991年に創業したこのブランドのアイコニックなアイテムといえば、ポケットにカモメのマークがペイントされたデニムパンツです。
世界中のラッパーが着用し、その人気はジェイZやリルウェイン、T.Iなどの大物ラッパーのリリックに登場するほど。
リルベイビーやセントラルシーなど現在人気のラッパーも履きつづけるEVISUのデニム。ヒップホップ好きなら一度は手に入れたいブランドです。

AMIRI

2014年にLA出身のデザイナー、マイク・アミリが設立したラグジュアリーストリートブランド、“AMIRI(アミリ)”。
世界中の若手ラッパーがいつかは着たいと憧れるブランド、AMIRI。その代表アイテムのひとつがデニムです。
成功したラッパーの証でもあるAMIRIのデニム。世界中のラッパーのリリックにも頻出するブランドですね。
細身で綺麗なシルエットのアイテムが多いAMIRIのデニムパンツ。いつかは手に入れたいアイテムです。

mnml

「ラッパーが履いているようなデニムが欲しいけど、高すぎるブランドばかりでとても手が出ない。」そんな人におすすめのブランドが、“mnml(ミニマル)”です。
低価格ながらクオリティの高いアイテムが手に入るということで、一気に人気ブランドとなりました。
LA発のこのブランドは名前のとおりシンプルで洗練されたデザインかつ高品質なアイテムを、生産コストを極限まで省くことで低価格で販売することを実現しています。
なかでも人気なのがデニムで、ほぼ全てのアイテムを1万円台で購入することができます。低価格ながらデザイン性の高いアイテムが多くバリエーションも豊富なため、若手を中心に多くのラッパーが着用しています。

Denim Tears

2019年に始まった新進気鋭のブランド、“Denim Tears(デニムティアーズ)”。このブランドもラッパー御用達のデニムの定番ブランドとなりました。
綿花のグラフィックが印象的なこのブランドのコンセプトは“ アフリカ系アメリカ人のストーリーを伝える”というもの。
綿花のグラフィックは黒人奴隷が強いられた“綿花摘み”を意味しています。
“オフセット”や“エイサップ・ロッキー”などの海外の人気ラッパーや、“IO”や“JP THE WAVY”ら多数の日本人ラッパーがこのデニムを着用しています。

SKINS

2020年に立ち上げるや否や日本中の人気ラッパーがこぞって履いているのが、パンツ専門のブランド“SKINS(スキンズ)”のデニムです。
”様々な履き手の肌(skin)になる”というコンセプトのもと作られたこのブランドを立ち上げたのは、YENTOWNのメンバーとしてもお馴染みのラッパーの“PETZ”。
スタッズやペイント、レーザーなどさまざまな加工がほどこされたデニムは、デザインだけでなくディテールまでこだわられたクオリティの高いものに仕上がっています。
デニムの他にもスウェットやカーゴパンツにジャージなど、こだわりが詰まったパンツが欲しいなら一度チェックしてみて下さい。
まとめ
この記事ではヒップホップアーティストが履いているようなデニムパンツについて紹介しました。
あなたのお気に入りのブランドを見つけるキッカケになったのなら嬉しいです!
他にもさまざまなファッションに関する記事を出しているので、そちらも見てみてください。