ラッパーが被る帽子といえば、ニューエラを代表とする“キャップ”と“ニット帽”です。
特に寒い冬に着用率が増えるのが、ニット帽。
この記事では、日本人ラッパーたちが実際に被っているニット帽のブランドを10個紹介します。
どんなブランドを着用しているのか興味がある方は、ぜひチェックしてみて下さい!
目次
ニット帽とビーニーの違い
具体的なブランドを紹介するまえに、まぎらわしいので一つだけ解説をします。
「ニット帽」という呼び方と、「ビーニー」という呼び方の2種類を聞くことがありますよね。
「それはニット帽じゃなくて、ビーニーと呼ぶんだよ」とか、「これはニット帽であって、ビーニーとは呼ばないよ」
↑こんな事を言ってくる人がいます。一体どのように分けているのでしょうか?
※違いがわかっている方は、ラッパーが被っているブランド10選に飛んでください。
英語のビーニー(beanie)とは、「ツバなしの帽子」という意味です。
つまり本来はニット帽全般を指す言葉なのですが、現在の日本における分類上では「裾を折り返していないニット帽」を指すことが多いです。

それに対して、裾部分を折り返して着用するニット帽には「watch cap(ワッチキャップ)」という呼び方があります。
海軍兵が甲板で見張り(watch)をする際、防寒のために折り返して被っていたことが由来。ウォッチがワッチと変わって伝わりました。

しかし、日本では「ワッチキャップ」という呼び方はあまり浸透しておらず、裾が折り返してある帽子のことを「ニット帽」と呼ぶケースが多いです。つまり
↑このような呼び方が浸透しています。
本来であれば、“ビーニー=ニット帽全般”のことを指しているので、裾が折り返してあるニット帽を「ビーニー」と呼んでも間違いではないのです。
間違いではないのですが、この記事では現在の日本流にのっとって
- ニット帽=裾が折り返してある帽子
- ビーニー=裾を折り返していないもの
↑この呼び方で統一していきます。
ラッパーが被っているブランド10選
Stone Island

はじめに紹介するのは、世界中のラッパーが着用するブランド“Stone Island (ストーン アイランド)”です。
このブランドといえば、コンパスのデザインのロゴがトレードマーク。

Yo-Seaのダウンベストと合わせたStone Islandコーデ。
ニット帽のロゴは白黒になっていて、クールな印象を与えています。

C.P. COMPANY

次に紹介するのはStone Islandの兄弟的な存在のブランド、“C.P. Company (シー・ピー・カンパニー)”

JUMADIBAがもっとも着用しているブランドでもある、C.P. COMPANY。
そんなJUMADIBAが被っているのは、ブランドアイコンである“ゴーグル”が付いたニット帽です。

ARC'TERYX

次に紹介するのも機能性の高さが売りのブランド、“ARC'TERYX(アークテリクス)”。
シンプルでクールなデザインが特徴のこのブランド。

ARC'TERYXのアイテムを被っているのは、帽子好きのCampanellaです。

Chrome Hearts

いつかは手に入れたい憧れのブランド、“Chrome Hearts(クロムハーツ)”。
アクセサリーのイメージが強いこのブランドは、帽子も昔から人気のアイテム。

LEXが“Stay”のMVで被っているのは、クロムハーツの「ウールワッチキャップ CHプラス」というアイテムです。

Carhartt

高価格帯のブランドが続いたので、ここからはカジュアルなブランドから紹介します。
アメリカが世界に誇るワークウェアブランド、“Carhartt(カーハート)”。
ラッパーが昔から日常づかいで着用するこのブランドは、ニット帽も人気アイテムのひとつです。

ralphが被っているのは、彼らしい黒のニット帽。ブランドのロゴがモノトーンで入っている、クールな印象のアイテムです。

18scottが被っているのは、ロゴと馴染んだアイボリーカラーのニット帽。
小物使いの上手さは、さすがの現役ショップ店員ならでは。

NEW ERA

ラッパーが被るキャップの代表ブランド“NEW ERA(ニューエラ)”は、ニット帽もラッパー必須のアイテム。

ニューエラ好きのKvi Babaが被るのは、黒に白のロゴの刺繍が入ったヤンキースのニット帽。シンプルでファッションに合わせやすい定番のアイテムです。

Supreme

大人気ストリートブランド、“Supreme(シュプリーム)”。
もとがスケーターブランドだけあって、帽子類のアイテムも豊富なラインナップを揃えています。

Kvi Babaがかぶっているのが、Supremeの「Loose Beanie」というアイテム。


kZmが被るビーニーは、Supremeの「Wombat Beanie」というアイテムです。
AFB

ラッパーの新たな定番ブランドとなった、“AFB(エーエフビー)”。
AFBは2020年から始まった日本のストリートブランドで、若手ラッパーを中心に着用者を急激に増やしている注目のブランドです。
そんなAFBの人気アイテムのひとつがビーニー。

Redeyeが着用しているのは、「BORDER KNIT BEANIE 」というアイテム。

Only Uも同じアイテムの色違いを着用しています。
HUMAN MADE

NIGOがデザイナーをつとめるブランド、“HUMAN MADE(ヒューマンメイド)”。
そんなHUMAN MADEを長年愛用しているラッパーといえば、JP THE WAVY。

ポップなブランドロゴが入ったニット帽は、HUMAN MADEの定番の人気アイテムです。

HUMAN MADEはキャップのおすすめブランドでも紹介したように、帽子のラインナップが非常に豊富です。
デザインのバリエーションも多彩なので、お気に入りのアイテムがきっと見つかるはずです。

RASSVET

ロシア発の人気スケーターブランド、“RASSVET(ラスベート)”。
他には無いデザインが特徴のこのブランド。スケーターの必須アイテム“ビーニー”も人気商品。

ブランド名が入ったビーニーを被っているのは、RASSVETのウェアも着用するJUMADIBAです。

まとめ
この記事ではラッパーが被るニット帽のブランドについて紹介しました。
ニット帽はファッションに合わせていくつか持っておきたいところですね。
他にもヒップホップファッションに関しての記事を色々と出しているので、気になるものからチェックしてみて下さい!