賞金2000万円という前代未聞のスケールで行われたMCバトルイベント「バトルサミット2」。
第1回大会の「バトルサミット 2022」では現行のMCバトルシーンの強者たちが出場したのに比べ、今大会はかなりチャレンジングなメンバー選出となりました。
MCバトルから長らく離れた人気ラッパーが多数選出されたかと思えば、全くMCバトル経験の無いメンバーも複数人選出。
事前にまったく予想が出来なかったこの大会は、結果、これまでになかったスリリングなバトルが繰り広げられ大いに盛りあがりました。
この記事では、そんな「バトルサミット2」に出場したメンバーについて一人一人紹介していきます。
今大会の結果だけではなく、主に過去のMCバトル戦歴とそのスタイルについて紹介しますので、今大会で興味をもったメンバーからチェックしてみてください。
※大会前に書いた紹介部分と、大会後に付け足した結果と感想という構成になっています。
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目次
RedEye
“ヒップホップ新時代の王の座”を狙い、着々と階段をかけ上がっているラッパーの“Redeye(レッドアイ)”。
2025年2月に「日本武道館」でのワンマンライブも見事成功させたRedeyeのMCバトル戦歴は、過去に4度出場した「高校生ラップ選手権」での戦いが全てです。
大会名 | 成績 |
---|---|
第12回高校生ラップ選手権 | ベスト4 |
第13回高校生ラップ選手権 | 1回戦敗退 |
第14回高校生ラップ選手権 | 準優勝 |
第16回高校生ラップ選手権 | 優勝 |
第15回は「優勝するためにスキルを磨くため」に自ら不参加としました。
独特の少ししゃがれた高い声、レゲエからの影響を感じさせるフロウ、パンチの効いたトピックに耳を奪われがちですが、実はライミングも固いです。
バトルサミット2の結果
- ✕ Red Eye vs ○ Novel Core
「バトルサミット2」では1回戦第1試合を任され、「第12回高校生RAP選手権」のベスト4で敗れた因縁の“Novel Core”と対戦。
若くして武道館に立つライバルとして、お互いのプライドをかけたバチバチのバトルに会場は大いに盛り上がりました。
延長戦までもつれた結果、惜しくも1回戦にて敗退してしまいましたが、「高校生ラップ選手権」の頃から飛躍的に伸びたスキルと試合にかける熱量でオープニングマッチの役割をみごとに果たしてくれました。
後日ラジオにて、「1本目で勝ったと思っていたのでへこんだ」とこのバトルについて語っていました。
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NovelCore
“SKY-HI”が主催するレーベル「BMSG」に所属し、アーティストとして成功を収めている“NovelCore(ノベルコア)”。
15歳からMCバトルに参戦し、数々の名勝負をくり広げた有名な“MCバトル強者”でした。
大会名 | 成績 |
---|---|
第11回高校生ラップ選手権 | 準優勝 |
第12回高校生ラップ選手権 | 優勝 |
第16回高校生ラップ選手権 | 準優勝 |
U-22 MC BATTLE 2019 | ベスト4 |
「第12回高校生ラップ選手権」優勝をはじめとして、様々なMCバトルの大会で活躍。
最後にMCバトルを行ったのは、日本武道館で行われた「戦極MC BATTLE第24章」の“CHICO CALITO”戦です。
惜しくも1回戦で敗れるも、その後はより一層アーティスト活動に集中し、2024年1月には見事“日本武道館”でのワンマンライブを成功させました。
「武道館でのワンマンをクリアしたらバトルにも顔を出すよ」という自らの発言をみごとに回収しての、約3年ぶりとなるMCバトルへの参戦です。
抜群のリズムキープ力とラップの聞き取りやすさ、随所で差し込まれるサンプリングの見事さが特徴です。
バトルサミット2の結果
- ○ Novel Core vs ✕ Red Eye
- ✕ Novel Core vs ○ Benjazzy
「バトルサミット2」では1回戦でRedEyeと「第12回高校生RAP選手権」以来の勝負に延長戦の末、勝利。
2回戦で準優勝したBenjazzyと対戦し、惜しくも2回戦敗退となりました。
ひさびさにMCバトルに帰ってきたNovel Coreはその後、2024/11/30に行われた「口喧嘩祭 vs 戦極MC BATTLE」にも参戦。
1回戦でCIMA、2回戦でShamisを破り、準決勝で呂布カルマと対戦。僅差で敗れはしましたが、試合後に呂布カルマから「いい男になったわ」と言わせるバトルを繰りひろげました。
今後もまたどこかでMCバトルで戦う姿が見られるかもしれませんね!
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OZworld
独自の世界観を表現した活動で、アーティストとしてのフィールドを広げている“OZworld(オズワルド)”。
R'kuma名義で活動していた頃の彼は、第9回、第10回高校生ラップ選手権出場や、裂固、EINSHTEINとチームを組んで「フリースタイルダンジョン」に出るなど、 MCバトルで人気のラッパーでした。
大会名 | 成績 |
---|---|
第9回高校生ラップ選手権 | 1回戦敗退 |
第10回高校生ラップ選手権 | ベスト8 |
出場告知と共に、「バトル5年ぶりかな! 人生ラストMCバトル」と本人が語ったように、久々にして最後のMCバトル参戦になるようです。
バトルの特徴としては、相手へのディスよりも持ち前の変幻自在なフローとテクニックで観客を盛り上げるといったスタイルでした。
性格的に初対面の人をディスったりすることが苦手だそうです。
バトルサミット2の結果
- ○ OZworld vs ✕ RYKEYDADDYDIRTY
- ○ OZworld vs ✕ Leon Fanourakis
- ✕ OZworld vs ◯ Benjazzy
事前の予想をいい意味で裏切ってバチバチのスタイルで挑んだOZworld。
なかでも1回戦のRYKEYDADDYDIRTY戦の攻撃的なバトルに驚いた方も多かったのではないでしょうか。
試合前のヒヤヒヤするような睨みあいから、予想通り威嚇しながらのバトルをしかけるRYKEYDADDYDIRTY。
しかしOZworldは一歩も引かないどころか、後半は向き合って戦おうとしないRYKEYDADDYDIRTYをけしかける様な戦いぶりを見せました。
1回戦を突破したOZworldは、2回戦で「第8回高校生ラップ選手権」優勝者のLeon Fanourakisにも見事勝利。
準決勝でBenjazzyに敗れはしましたが、予想以上の戦いをして大会を盛り上げてくれました。
Leon Fanourakis
約8年ぶりのMCバトル参戦となる、“Leon Fanourakis(レオンファノラキス)”。
“leon a.k.a 獅子”時代に2度「高校生ラップ選手権に」出場し、第8回では見事優勝。
大会名 | 成績 |
---|---|
第6回高校生ラップ選手権 | ベスト8 |
第8回高校生ラップ選手権 | 優勝 |
MCバトルは高校生ラップ選手権とイベントで何度かやったのみでした。
バトルサミット2の結果
- ◯ Leon Fanourakis vs ✕ MonyHorse
- ✕ Leon Fanourakis vs ◯ OZworld
1回戦では当日サプライズ的に出場が発表されたMonyHorseと対戦。バトル慣れしていないMonyHorseに対して、貫禄勝ちで2回戦へ。
自身のヒット曲“BOUNCE”をサンプリングしたバースを披露するなどし挑みましたが、この日のOZworldには及ばず2回戦で敗退しました。
D.O
サプライズ続きの出場者の発表。
中でも“D.O(ディーオー)”の出場に驚いた人も多いのではないでしょうか。
なんせMCバトルの経験がありません。
“Redeye”のラジオ番組に出演した時の話ぶりからすると、遊びでもバトルをしたことが無いようでした。
バトルサミット2の結果
- ✕ D.O vs ◯ SKRYU
SKRYUと対戦し、1回戦で敗退となりました。
D.O.らしさは随所に見せましたが、バトルの沸かし方を熟知しているSKRYUとの経験の差はやはり大きかったですね。
孫GONG
第1回大会につづき連続出場となる“孫GONG(ソンゴング)”。
破れはしましたが、呂布カルマとのバチバチの熱い戦いはスゴかったですね。
バトル戦歴としてはタッグマッチを除くとかなり少ないのですが、2021年に行われた「真 ADRENALINE ABEMAノ乱」では見事に優勝しています。
大会名 | 成績 |
---|---|
真 ADRENALINE ABEMAノ乱 | 優勝 |
BATTLE SUMMIT | 1回戦敗退 |
孫GONGのバトルは、抜群の声量、ユーモアたっぷりに返し切るアンサー力、観衆を見方につけるパフォーマンス力が魅力のスタイルです。
相手とがっぷり正面から組み合うバトルが多いので、今回も熱い戦いを見せてくれそうです。
バトルサミット2の結果
- ✕ 孫GONG vs ◯ Benjazzy
1回戦のベストバウトにあげる方も多かった、Benjazzyとのバトル。
延長までもつれ、予想通り正面から組み合った熱い試合を見せてくれました。
結果、孫GONGは1回戦で敗退しましたが、大いに会場を盛りあげてくれましたし、何よりこの日は相手のBenjazzyを褒めるべきではないでしょうか。
漢a.k.a.GAMI
7人目の出場者は、“漢a.k.a.GAMI(カンエーケーエーガミ)”です。
前回に続いて2度目の出場。
レジェンド“ZEEBRA”との対戦を任せられるのは、彼しかいなかったでしょう。
破れはしましたが、漢が相手だったからこそ、あの“伝説のバトル”は生まれました。
大会名 | 成績 |
---|---|
戦極MCBATTLE第18章 | 優勝 |
SPOTLIGHT 2020 | 準優勝 |
KING OF KINGS 2020 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL | ベスト8 |
BATTLE SUMMIT | 1回戦敗退 |
扁平上皮ガンの入院を経てからの復帰戦が、このバトルサミット2です。
こういったトピックを見事なネタに昇華してしまうのが、彼の得意なスタイル。何かドラマチックな展開を期待してしまう方も多いのではないでしょうか。
バトルサミット2の結果
- ✕ 漢 a.k.a. GAMI vs ○ 般若
「78年式」対決となった般若との1回戦。
2000年代前半に共に暴れまわり、MCバトルシーンの新たな時代をきずいた2人の対戦となりました。
結果は、漢a.k.a.GAMIの1回戦負け。
ZEEBRAと戦った第1回大会と同じく、今回も大会を引き締めるような見事なバトルとなったのではないでしょうか。
紅桜
2023年6月に、3年8か月の服役期間をへて出所したラッパーの“紅桜(ベニザクラ)”。
ひさびさのMCバトル復帰戦が、今回のバトルサミット2となります。
大会名 | 成績 |
---|---|
UMB2015 GRAND CHAMPIONSHIP | 1回戦敗退 |
UMB 2018 GRAND CHAMPIONSHIP | ベスト4 |
ADRENALINE 2019 FINAL | 1回戦敗退 |
ここ最近では、自身の出所後の様を追ったドキュメンタリーが広く見られるなどし、話題になりました。
そんな紅桜のバトルと言えば、なんといっても「UMB2018 GRAND CHAMPIONSHIP BEST4」の“MU-TON(現COCRGI WHITE)戦”でしょう。
癖のある岡山弁とこぶしの効いた独特のフロウで観衆に語りかけるようなスタイルで熱戦を演じ、名勝負として現在でも語り継がれるほどのインパクトを与えました。
12,000人を超える大観衆の前で、またあのようなバトルを見ることが出来るのでしょうか。楽しみです。
バトルサミット2の結果
- ◯ 紅桜 vs ✕ GASHIMA
- ✕ 紅桜 vs ○ SKRYU
1回戦ではGASHIMAと対戦。1バース目で会場の空気をつかむと、その後も自らのスタイルをつらぬいて勝利。
続いてのSKRYUとのバトル。稀代のエンターテイナー同士の対戦で会場を沸かせましたが、惜しくも2回戦で敗退しました。ベストバウトにあげる方も多い名勝負でした。
J-REXXX
9人目はレゲエDeeJayの“J-REXXX(ジェイレックス)”です。
この選出には驚いた方も多いのではないでしょうか。私はかなり驚きました。
レゲエDeeJayがMCバトルに出場するのは当たり前になっていますが、J-REXXXはMCバトルも未経験です。
紅桜と同郷で関係が深いことや、ジャパニーズ マゲニーズ との“最後の一本”でヒップホップファンからも広く知られていますね。
高速フロウが持ち味で、ライブをとにかく盛り上げるパフォーマーですが、どんなMCバトルをするのか全く予想が出来ません。
バトルサミット2の結果
- ◯ J-REXXX vs ✕ MIYACHI
- ✕ J-REXXX vs ◯ 般若
1回戦でもっとも展開が予想できなかったMIYACHIとの対戦。
予想を超えたカオスと化した試合に勝利し、2回戦の般若戦へ。
「最後の一本」をサンプリングしたバースを蹴ったり、得意の早口で仕かけたりするも、般若には及ばず2回戦敗退となりました。
GASHIMA
フリースタイルダンジョンへの2度の挑戦や、“FSL VOL.1”でのCHEHON戦で知られる“GASHIMA(ガシマ)” 。
あえて悪役キャラに徹し、相手をおちょくるようなスタイルが特徴です。
キャリアが長いだけあって、基本的なラップスキルが高く、ステージでの見せかたもこなれています。
当日まで武者修行する姿をSNSで報告したりと、バトルサミットへの意気込みも非常に高いようです。
バトルサミット2の結果
- ✕ GASHIMA vs ○ 紅桜
これまでバトルで見せていたスタイルから打って変わって、バイブスの高いド直球な勝負をしかけました。
が、結果は紅桜に“のらりくらり”とかわされ1回戦で敗退しました。
かけていた思いが十分伝わるパフォーマンスでしたが、相手との相性が悪く勝利には結びつきませんでした。
SKRYU
O-EASTでのワンマンライブを成功させ、7月には日比谷野音でもライブを行うなどアーティストとしても活躍中の“SKRYU(スクリュー)”。
「戦極MCBATTLE 第29章(2023/3/12)」以来のMCバトルへの出場です。
大会名 | 成績 |
---|---|
戦極MCBATTLE 第23章 | 優勝 |
凱旋MC battle 西日本ZEPP TOUR 福岡 | 優勝 |
戦極MCBATTLE第28章 | ベスト4 |
口喧嘩祭special | 優勝 |
楽しそうにバトルをする姿で観衆を魅了するエンターテイナー。
下ネタ混じりのユーモアセンスもさることながら、巧みなライミングやサンプリングなど多彩なスキルも光ります。
今度の大舞台ではどんなショーを見せてくれるのか楽しみですね。
バトルサミット2の結果
- ◯ SKRYU vs ✕ D.O
- ◯ SKRYU vs ✕ 紅桜
- ✕ SKRYU vs ◯ 般若
予想通り大会を盛り上げてくれたSKRYU。
1回戦、2回戦とクセのある相手に見事勝利し、準決勝の般若戦。
延長までいった末に準決勝で敗退してしまいましたが、「大会MVP」に推す人も現れるほどのバトルを見せてくれました。
持ってるものを全てぶつけたその姿に、熱くなった方も多いのではないでしょうか。
MIYACHI
“MIYACHI(ミヤチ)”の出場も、かなり驚いた人が多いのではないでしょうか。
抜群のスキルと独特のユーモアセンスで人気のMIYACHIですが、MCバトルの経験は全くありません。
↑漢Kichenでの会話が伏線になっていたとして、話題になっていますね(5:05〜の箇所)
この動画でも曲でもみずからネタにしていますが、アメリカで生まれ大学卒業まで向こうで暮らしていたMIYACHIの日本語は完璧ではありません。
相手との対話が重要なMCバトルに出たらどんな試合になるんでしょうか?
楽しみであると同時に、かなり不安も残るチャレンジングなブッキングです。どんな試合になるのか見届けたいと思います。
バトルサミット2の結果
- ✕ MIYACHI vs ◯ J-REXXX
近年まれに見るカオスな試合となったJ-REXXXとの勝負。
試合前から相手を挑発するMIYACHIの意外な姿に、「どんな試合になるんだろう?」という期待感が上がりました。
結果は、試合内容以前にレギュレーションを無視しまくったMIYACHIの1回戦負け。
当然賛否は分かれますが、登場から最後まで余すところなく見所だらけで、個人的には楽しい試合でした。
RYKEY DADDY DIRTY
13人目の出場メンバーは、ラッパーの“RYKEY DADDY DIRTY(リッキーダディダーティ)”です。
前回に続き2回目の出場。
大会名 | 成績 |
---|---|
凱旋MC battle Special 2023 at 東京ガーデンシアター | ベスト4 |
BATTLE SUMMIT | ベスト8 |
何かと世間をさわがせているタイミングでの出場。今回は一体どんな試合になるのでしょうか。
良くも悪くもスリリングな試合になるのは間違いないでしょう。
バトルサミット2の結果
- ✕ RYKEYDADDYDIRTY vs ◯ OZworld
1回戦でOZworldと対戦。
的確な攻撃を仕掛けてきたOZworldに対し、「寂しいんだよ、だからいつも仲間といんだろ」とハッキリと言い放ったRYKEYDADDYDIRTY。
両者とも自らのスタンスを貫き通した結果、RYKEYDADDYDIRTYの1回戦負けとなりました。
普段の大会では見られないヒリヒリとしたバトルが見れる。これもバトルサミットという大舞台だから起きたことでしょう。
般若
14人目の出場者は“般若(ハンニャ)”です。
今回の“レジェンド枠”といったところでしょうか。
「フリースタイルダンジョン」の初代ラスボスとして、数々の名勝負を繰り広げてきた般若。
大会名 | 戦績 |
---|---|
UMB 2008 GRAND CHAMPION SHIP | 優勝 |
大舞台であればあるほど力を発揮するタイプなのは間違いでしょう。
いったい誰と1回戦で当てるつもりなのでしょうか? 楽しみです!
バトルサミット2の結果
- ○ 般若 vs ✕ 漢 a.k.a. GAMI
- ○ 般若 vs ✕ J-REXXX
- ○ 般若 vs ✕ SKRYU
- ○ 般若 vs ✕ Benjazzy
見事、バトルサミット2の優勝に輝いた般若。
やはり大舞台での強さは健在でした。
1回戦から決勝まで全てが名勝負といっていいバトルが繰り広げられました。
これもひとえに、対戦相手が“般若”であったから、相手が全力を出し切って挑んできたことが大きいのではないでしょうか。
般若という高い壁が相手の実力を引き出した。これによって、予想していた以上に素晴らしい大会になったのではないでしょうか。
Benjazzy
15人目の出場者は“Benjazzy(ベンジャジー)”です。
Benjazzyといえば、先日惜しまれつつも解散したBADHOP随一のラップ巧者とも言われるスキルフルなラッパー。
MCバトルの経験は、FSL(フリースタイルリーグ)VOL.2で行なったBonberoとの一戦のみです。
結果は1対2で惜しくも敗れましたが、そのラップスキルの高さをいかんなく発揮してくれました。
2度目のMCバトル参戦となる今大会は、前回以上に素晴らしい試合を展開してくれることを期待します!
バトルサミット2の結果
- ◯ Benjazzy vs ✕ 孫GONG
- ◯ Benjazzy vs ✕ Novel Core
- ◯ Benjazzy vs ✕ OZworld
- ✕ Benjazzy vs ◯ 般若
「今大会のMVP」を決めるなら、当然優勝した般若、大会を盛り上げたSKRYU、そして準優勝したBenjazzyを候補にあげる方が多いのではないでしょうか。
ラップが上手いのは当然として、ここまでバトルが出来るのは多くのヘッズも予想していなかった事だと思います。
アンサー力が高く、対話の流れのなかで次々とパンチラインをくり出し会場を盛り上げました。
再びバトルが見れるのかはわかりませんが、是非ともまたMCバトルの舞台に立って欲しいですね!
MonyHorse
大会当日まで発表されていなかった16人目の出場者は“MonyHorse(モニーホース)”でした。
大会のオープニングで行われた「SECRET LIVE」にヒップホップクルー“YENTOWN”が登場。
そこでMonyHorseが16人目であることがサプライズで発表されました。
MoneyHorseといえば、「戦極MCBATTLE 第29章 両国国技館」に出場して呂布カルマと戦い1回戦で負けたことはありますが、MCバトルの経験は少ないはず。
この大舞台でどんな試合をするのか注目が集まりました。
バトルサミット2の結果
- ✕ MonyHorse vs ◯ Leon Fanourakis
結果は、Leon Fanourakisと当たって1回戦敗退となりました。
やはり経験の差が大きかったですね。ライブで大舞台を経験しててもMCバトルは別物ですからね。
歴代大会の結果
BATTLE SUMMIT 2022

大会名 | BATTLE SUMMIT |
---|---|
開催日 | 2022年9月19日(月) |
会場 | 日本武道館 |
賞金 | 1000万円 |
出場者
- RYKEY DADDY DIRTY
- ベル
- CORN HEAD
- JUMBO MAARCH
- がーどまん
- MU-TON
- CHEHON
- MOL53
- 孫GONG
- 呂布カルマ
- 釈迦坊主
- Authority
- SIMON JAP
- ID
- DOTAMA
- 梵頭
- 晋平太
- CHICO CARLITO
- Zeebra
- 漢 a.k.a. GAMI
結果(トーナメント表)

・結果-優勝 Authority
この大会を見るには
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BATTLE SUMMIT Ⅱ

出場者
- 1. Red Eye
- 2. Novel Core
- 3. OZworld
- 4. Leon Fanourakis
- 5. D.O
- 6. 孫GONG
- 7. 漢a.k.a.GAMI
- 8. 紅桜
- 9. J-REXXX
- 10. GASHIMA from WHITE JAM
- 11. SKRYU
- 12. MIYACHI
- 13. RYKEY DADDY DIRTY
- 14. 般若
- 15. Benjazzy
- MoneyHorse
結果(トーナメント表)
・優勝-般若
この大会を見るには
今大会は販売されているDVDのみで全編視聴することが出来ます。
また、一部の試合はYouTubeにて無料公開されていますので、こちらもチェックしてみてください(全編は公開されません)
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まとめ
今回は「BATTLE SUMMIT2」出場者の紹介と、MCバトル戦歴や戦い方の特徴について解説しました。
全く予想できない今大会。いったいどんな試合が展開されて誰が勝ち残るのでしょうか。
当日を楽しみに待ちたいと思います。