ヒップホップファッションを楽しみたい人に向けた完全ガイドをつくりました。
この記事ひとつに2026年現在の人気ラッパー、ヒップホップヘッズがしている最新ファッションの情報が盛りこんであります。
成功したラッパーならではのラグジュアリーなブランドから数千円で買えるブランドまで幅広く紹介しますので、予算が限られている学生さんでも参考になると思います。
ものすごいボリュームのある記事なので、あなたが興味のあるアイテムからチェックしてみてください!
なお、人気ラッパーに関しては個別に紹介しているので、好きなラッパーがいたら↓こちらの表からとんでくださいね。
| KEIJU | IO | Kvi Baba | GADORO |
| Watson | eyden | ralph | guca owl |
| ZORN | 唾奇 | JUMADIBA | ミメイ |
| YZERR | T-Pablow | Tiji Jojo | Vingo |
| ¥ellow Bucks | LANA | WILYWNKA | 百足 |
トップス

この章ではトップス(上半身に着る衣服)について解説します。
アウターは別の章で解説しています→アウター
アイテムとしては、Tシャツ、パーカー(フーディー)、スウェットシャツ、シャツ、ゲームシャツなどが定番ですね。
ブランドをカテゴリー別に分けると
- 世界的ストリート系ブランド - STUSSY、SUPREME、A BATHING APE、XLARGE、HUF
- カジュアルブランド - Dickies、Carhartt、PROCLUB、Champion、POLO RALPH LAUREN
- ヒップホップ系ブランド - FUBU、COOKIES、Billionaire Boys Club、Roc Nation
- 高級ストリート系ブランド - BALENCIAGA、AMIRI、STONE ISLAND、Rick Owens
- デザイナーズブランド - SAINT Mxxxxxx、KAPITAL、THUG CLUB、AFB
ザッとこんな感じですね。もちろん上記のブランドはトップスだけではなく、パンツやアウターでもよく着られています。
ブランドに関しては別記事でくわしく紹介しているので、興味がある人は↓こちらをご覧ください。
ブランド名はヒップホップファッションを楽しんでいくうちに自然と覚えるので、ここではざっくりと「ストリート系のブランドが中心なんだな」ぐらいの認識で大丈夫です。
Tシャツ
パーカー

パーカー(フーディー)はヒップホップファッションの大定番アイテムですね。
トップスのなかでも最もよく着るアイテムかもしれません。春秋は1枚で着ますし、冬はインナーとしても使えます。
パーカーには頭からすっぽり被るプルオーバーパーカーと、フロント部分にジッパーがついているジップパーカーの2種類があります。
LEXが着ているのはBALENCIAGAのグレーのプルオーバーパーカー。
Tiji Jojoは前を開けても着れるBREATHのジップパーカーを着ています。
2人とも丈が短めで身幅が大きいものを着ていますね。2026年現在はもう少し丈が長めのシルエットにトレンドがもどってきました。
サイズがゆったりしていればデザインは好きなものを選べばいいと思います。
↓定番のストリート色の強いコーデの主役になるパーカーもいいですし
↓ウォッシュ加工をほどこしてヴィンテージ感をだしたパーカーだとトレンド感が出ます。
↓ヒップホップヘッズらしく、伝説のラッパーをデザインに落としこんだアイテムで気分を上げるのもいいですね。
↓ニューヨークを席巻する新進気鋭ブランドのものなら誰ともかぶる心配がありません。
↓シンプルで使いやすいアイテムなら色んなコーデに使えます。
「ヒップホップっぽくド派手で攻めたファッションでいくぜ!」って方には、本場アメリカのゴリゴリなパーカーを着てほしいですね。
パーカーが欲しいけど予算がないという方には、Championの大名作「リバースウィーブ」に酷似していると評判になった、GUの「ヘビーウェイトスウェットパーカ」をオススメします。
筆者も試しに購入してみましたが、マジでクオリティが高くて驚きました。1万近く出してもこれに匹敵するパーカーはそう無いと思います。
もっと深く知りたい人は↓の記事をチェックしてください。
スウェットシャツ
“スウェットシャツ”もヒップホップファッションでよく着るトップスです。日本だと、“トレーナー”という和製英語でも呼ばれているアイテムですね。
パーカーと同じスウェット生地を使用したアイテムなので、パーカーでおすすめのブランドはスウェットシャツでもおすすめです。
個人的に好きなのが、ファレル・ウイリアムスが立ち上げたブランド“Billionire Boys Club(ビリオネアボーイズクラブ)”のもの。

vingoが着ているMANASTASHとのコラボアイテムもいいですね。Billionire Boys Clubはグラフィックのセンスが良いので、パーカーもふくめスウェット類がおすすめです。
パーカーと同じく“Champion”のスウェットシャツも普遍的な名作アイテムです。
ここ数年のブームで古着のリバースウィーブが高騰しまくりしたが、マニアでもない限り現行品で十分でしょう。
定番のグレーやブラックもいいですが、あざやかなカラーもオシャレですね。暗めのアウターの中に差し色としても使えます。
サンフランシスコ発のブランド“COOKIES(クッキーズ)”のスウェットもロゴ使いがカワイイですね。
COOKIESはラッパーのウィズカリファが運営するレーベルの関係者が始めた世界的大麻ブランドです。
アパレル部門も人気でヒップホップ系セレクトショップがよく取り扱っています。
ラッパーの大定番ブランドといえば「PRO CLUB’(プロクラブ)」です。日本でもベテランからeydenやralphのような若手まで愛用する“ラッパーの制服”のようなブランドですね。
PRO CLUBのヘヴィーウェイトスウェットも間違いない一品です。
“FUBU(フブ)”も90年代からラッパーが愛用するヒップホップファッションの定番ブランドです。
CandeeやKaneeeなどの若手ラッパーもよく着ています。クラシックでゴリゴリなヒップホップファッションをしたい方におすすめのブランドです。
スウェットといえばスケーターブランドも欠かせません。“FAT(エフエーティー)”のスウェットも根強い人気をほこります。
シンプルなデザインとゆったりしたシルエットがスケーターブランドらしいスウェットです。
“HUF(ハフ)”もスケーターブランドらしいグラフィックが人気。どちらのブランドも太いパンツと合わせて着たくなるスウェットですね。
シャツ
パーカーやスウェットシャツに比べると着る機会は少ないですが、“シャツ”もメンズファッションに欠かせないアイテムです。
ヒップホップファッションで定番となっているシャツをざっと紹介していきますね。
チェックシャツなら王道のCALTOP(キャルトップ)。1999年にLAで誕生したシャツブランドで、ラッパーの超定番アイテムとなっています。
CarharttやDickiesのシャツも欠かせません。
Dickiesのワークシャツはストリートの永遠の定番アイテム。
Dickiesなら軽めのアウターにもなるフード付きシャツジャケットもいいですね。
シンプルな無地のシャツは間違いないんですが、Carharttは柄ものもオススメ。
シャツの定番POLO RALPH LAURENはヒップホップファッションでもよく着られています。
ヒップホップ定番ブランドのCOOKIES(クッキーズ)のシャツは配色が絶妙で使いやすいです。
あまり知られていませんが、実はTHE NORTH FACEはシャツもヒップホップファッションでよく着ます。
ゲームシャツ
ゲームシャツはスポーツのユニフォームをモチーフにしたトップスです。
サッカー、アメフト、野球、バスケあたりのものが定番ですね。ここ数年のトレンドアイテムでもあります。
アメフトモチーフのものはコーデの主役になる派手でインパクトのあるものが多いです。
アメフトはシャツの前後に大きな番号がプリントされているのも特徴です。これがデザイン的なアクセントにもなっていますね。
JUMADIBAといえばサッカーシャツ。
初めて挑戦するなら、デザイン的にサッカーシャツが一番取り入れやすいかもしれません。
ゲームシャツといえば“MITCHELL & NESS(ミッチェル&ネス)”。ヒップホップ系セレクトショップで必ず取り扱っているアメリカの老舗スポーツアパレルブランドです。
本場アメリカのラッパーやヘッズはMITCHELL & NESSの物のような実際にあるスポーツチームのものを着用しています。
夏は1枚で着てもいいですが、ロンTの上から重ねて着るのが定番です。

KaneeeはバスケユニホームをロンTの上から着用。クラシックなラッパーファッションを好むKaneeeらしいコーデです。
「ガチすぎるのは嫌!」という方には、デザインをモチーフにしたファッションブランドが出しているものの方が着やすいですね。
トレンドアイテムなんで、大体のストリート系のブランドがゲームシャツをリリースしています。
スポーツMIXコーデをしたことがない方もぜひ挑戦してみてください。
セットアップ

セットアップもヒップホップファッションには欠かせないアイテムですね。
ジャージ素材のものやナイロンなどのシャカシャカした素材のもの、スウェットのセットアップなんかをラッパーがよく着ています。
セットアップを着ちゃえば上下のコーディネイトを考えなくてもいいという“楽さ”も、大きな魅力です。
国内外のラッパーがよく着ている「Needles(ニードルズ)」のジャージ。蝶のロゴマークでおなじみですね。
Needles🦋🦋🦋 pic.twitter.com/NSgTtMtoSi
— YZERR (@yzerr_official) March 14, 2019
大人が着れる上質なジャージのセットアップは1着もっておきたい名作アイテムです。
スウェットのセットアップなら、ここまでに紹介したCOOKIESやLFYT、BILLIONARE BOYS CLUBあたりがオススメです。
カルト的人気ブランドのCorteiz(コーテイズ)のセットアップも世界中のラッパーが本当によく着ています。

トレードマークの刑務所の島であるアルカトラズを描いたロゴをここ数年よく目にすると思います。
Corteizは2017年にロンドンで生まれたストリートブランドです。日本で買うのは少し苦労しますが、ここのセットアップもめっちゃカッコいいです。
ベロア素材のセットアップなら、Watsonやeydenが着ているPRO CLUB(プロクラブ)がいいですね。価格も手ごろで見た目も品質もバッチリです。
FUBU(フブ)も豊富な種類のセットアップを手ごろな価格でリリースしているブランドです。

DeechとCandeeはFUBUのナイロン素材のセットアップを着ています。
機能性に優れたテック系のセットアップならTIGHTBOOTH PRODUCTION(タイトブースプロダクション)がおすすめ。
GADOROやWILYWNKA、SEEDAやプロデューサーのKMあたりがよく着ているブランドです。
決して安くはありませんが、クオリティは間違いありません。そして何よりカッコイイ!
安価なものでいうと、ZORNがよく着ているCAHLUMN(カウラム)をまずチェックしてほしいです。
億万長者でクロムハーツのシルバージュエリー大量にもっているZORNですが、プライベートでもよく着ているブランドが数千円〜買えるCAHLUMNのアイテムです。

「RADWIMPS - 大団円 feat.ZORN」などで着ているこのブルーのセットアップがCAHLUMNのもの。
このセットアップは色違いも持っているほどお気に入りのアイテムのようです。

こちらもCAHLUMNのセットアップです。他にもシャツなど色んなCAHLUMNのアイテムを着用しています。
セットアップをもっと深く知りたい方は↓こちらの記事を見てください。
パンツ
ヒップホップファッションで最もよく履くパンツは何といってもデニムパンツ! 次いでカーゴパンツ。この1位、2位はいつの時代でも不変です。
その他にスウェットパンツやスラックスなどを履く機会もありますが、ここではデニムパンツとカーゴパンツにしぼって解説します。
スウェットパンツに関してはスウェットシャツのところで紹介しているブランドを参考にしてください。
デニムパンツ

ラッパーが履いているパンツの圧倒的NO.1。ヒップホップファッションのみならず、ストリート系ファッション全般における最重要アイテムがデニムパンツです。
ひと口にデニムパンツといっても、デザインやシルエットは多種多様です。
↑の画像はラッパーがよく履いているものを適当に並べたものですが、これを見ればいろんなデニムパンツがあることが理解してもらえると思います。
ラッパーがよく履いているブランドを大きく2つに分けると
- 定番ブランド - TRUE RELIGION、EVISU、Denim Tears、AMIRI、Ksubi
- 流行りのブランド - GUAPI、VALABASAS、THUG CLUB、PURPLE BRAND、Birth Of Royal Child
以上のようになります。
2026年現在のおすすめブランドをあげるなら、GUAPIとVALABASASの2つですかね。今もっとも勢いがあってデザインも最新トレンドを押さえている、かつ価格も比較的リーズナブルで品質も高い。そして、バリエーションが豊富。
この2つのブランドのアイテムを一通りチェックしてもらえれば、あなた好みのデニムパンツが見つかると思います。
この2ブランドでも手がでない、もっとリーズナブルなものを探しているという方にはmnml(ミニマル)をおすすめします。
mnmlは2016年にロサンゼルスで誕生して以来、低価格ながらクオリティの高いアイテムで人気のブランドです。
ラッパーでもeydenやWatson、Yvng Patra、MC TYSONなども愛用。ヒップホップファッションに合う1本が見つかるはずです。ぜひチェックしてみてください!
デニムパンツについてもっと詳しく知りたい方は↓の記事をご覧ください。
カーゴパンツ

デニムパンツについでよく履かれているのがカーゴパンツです。
「カーゴパンツとは何か?」を解説していると話が長くなるので、要は“ポケットがたくさんついているパンツ”と考えてください。
貨物船や軍隊の作業着(ワークウェア)をルーツとしていますが、ファッションアイテム化した現代では定義もあいまいになっています。
迷彩柄のミリタリーテイストのものや、ドローコード(ひも)がやたら長いパンツをラッパーが履いているのを見かけると思います。
ブランドでいうと
Rick Owens、FEAR OF GOD、MLVINCE、JULIUS、LAST NEST、BREATH、WHO DECIDES WAR、NO MASS PROD.あたりでしょうか。
圧倒的人気のRick Owens(リック・オウエンス)を除けば、これといった定番ブランドはありません。
Rick Owensのカーゴパンツはどんなものかといえば、BADHOPがいつも履いてたパンツといえばイメージできますかね。
ドローコードが長くて黒いカーゴパンツばかり履いていたのを思い出せるかと思います。
↑の東京ドーム公演でも多くのメンバーが履いていました(シューズやトップスもRick Owensだらけでした)

例えば↑こんな感じのパンツです。YZERRが履いているDRKSHDW(ダークシャドウ)とはRick Owensのディフュージョンラインです。
ディフュージョンライン=高級ブランドが価値を保ちつつ、より多くの一般層に広めるために展開する低価格帯のライン。
↑の2つを比較すると
- T-Pablowのもの - 素材がレザー、デザインが凝っていて、全体的に高級感がある。
- YZERRのもの - 綿素材、日常使いしやすいシンプルなデザイン、全体的にカジュアル感がある。
こういう違いがあります。価格もまったく違いますね。
Rick Owensは高すぎるけど、ある程度の予算はある。そんな方にオススメするならMLVINCE(メルビンス)のカーゴパンツですかね。
¥ellow BucksやYZERRなどの人気ラッパーがMLVINCEのカーゴパンツをよく履いています。
例えばYZERRが↑で履いているのがMLVINCEの「TYPE-2 parachute slim cargo pants」¥44,000(税込)というアイテムです。
¥ellow Bucksなら↓こんな感じ


MLVINCEは2020年に誕生した日本のブランドです。センスの良いデザインと品質の高いアイテムが評判となり、多くの人気ラッパーが愛用するブランドとなりました。
良心的な価格帯も魅力です。カーゴパンツなら5万円くらい。
↑カーゴパンツではありませんが、2万円代のこんなパンツも出しています。超人気ラッパーたちが愛用するブランドとしては、かなり手に取りやすい価格帯です。
MLVINCEはパンツだけでなくトップスやアウター、シューズなんかも人気のブランドです。くわしくは↓の記事をご覧ください。
安くておすすめのパンツ
デニムパンツとカーゴパンツを解説してきましたが、この項目ではジャンル関係なく“とにかく安くておすすめのパンツ”を紹介します。
どれもラッパーがよく履いているブランドから選びましたので、パンツを探している方は参考にしてください。
安くても品質はしっかりしているところから選びました。
Dickies
説明不要の世界的ワークウェアブランド「Dickies(ディッキーズ)」。
パンツで世界最強のコスパアイテムといえば、Dickiesの「874」と「ダブルニー」の2つです。ストリート系ファッションの情報を発信している人で、このパンツを紹介しない人はまずいません。
選び方は単純です。程よい太さがいいなら874、極太がいいならダブルニー。
どちらも6千円くらいで買えます。コスパが異常です。2本そろえても1万円代前半で済みます。
品質が命のワークウェアブランドなんで、この値段でもクオリティは確かです。
まだ履いたことのない人は損してます。 この先いろんなパンツを紹介していきますが、まずはディッキーズのワークパンツを履きましょう。
FUBU
ラッパーらしい極太のデニムを履きたい方にはFUBU(フブ)をおすすめします。
FUBUはクラシカルなヒップホップファッションブランドで、CandeeやKaneee、guca owl、Charluなどが着用しています。
とにかくズドーンと太いパンツが特徴的。生地は13,5オンスのオールシーズン着用可能な一般的な厚みのものを使っています。
デニム以外にも“トラックパンツ”全般がおすすめですね。スウェット生地でも、ナイロンやジャージ、ベロアなど色んな種類があります。
クラシックな“THE・ラッパー”的なファッションがしたい方はぜひチェックしてみてください。
VALABASAS
2026年に最も売れている、トレンドのデニムブランドはGUAPI(グアピ)とVALABASAS(バラバサス)です。
ヒップホップ系セレクトショップがこぞって扱っているこの2ブランドですが、GUAPIは3万円代が中心になってきました。
その点、VALABASASは2万円ぐらいのアイテムも出してくれています。他のブランドからしたら迷惑なくらいの超コスパブランドです。
デニムなら必ずVALABASASをチェックしてください。
mnml
カーゴパンツならmnml(ミニマル)がおすすめです。ここもデニムの章ですでに触れましたね。
知人から「なんか安くて良いパンツないの?」と聞かれたら、必ずmnmlはチェックするように答えています。それぐらいコスパが良すぎるおすすめブランドです。
工場からダイレクトに発送するなど、中間コストを極限まで削る企業努力によってこの価格を実現しています。
Rick Owensみたいなドローコードが長いカーゴパンツもそろってます。
楽天市場ではたまに70%OFFとかになってる物もあります。mnmlは一度チェックしてみてください!
アウター

この章ではヒップホップファッションでよく着るアウターについて解説します。
- 春秋 - MA-1、デニムジャケット、トラックジャケット、シェルパーカー、レザージャケット
- 冬 - ダウンジャケット、コート類、スタジャン
↑季節ごとの代表的なアウターはこんな感じです。
ここからは人気ラッパーたちがどんなアウターを着ているのか、いろんな種類のアウターを画像を見ながら解説していきます。
ブルゾン
“ブルゾン”とはショート丈のアウターのことです。裾や袖口に「リブ」や「ゴム」をほどこしたラフに羽織れるアウター全般を指します。
ヒップホップファッションでよく着るブルゾンは以下の通りです。
- MA-1
- ジップアップブルゾン
- デニムジャケット
- スタジャン
- レザージャケット
MA-1
MA-1、正式名称は「MA-1フライトジャケット」。1950年代にアメリカ空軍が採用したナイロン製のフライトジャケットを原型とするアウターです。
リブ仕様の襟と袖口、ジッパー、左腕についたシガーポケットなど機能的なデザインが特徴のミリタリーウェアを代表するアイテムですね。
現代ではストリートやカジュアル、モードスタイルに幅広く応用され、様々なデザインのものが出ています。

↑例えばこれらのアイテム。本来のMA-1とはかけ離れていますが、これらもMA-1という名前で販売されています。
ラッパーの着用例を見てみましょう。


VingoとT-Pablowが着ているMA-1です。本来MA-1には襟(えり)がありませんが、2人のアイテムはデザイン的に襟がついていますね。

MIKADOは迷彩のMA-1の上からPelle Pelleのファージャケットを重ねて着ています。
スタジャン(バーシティジャケット)
スタジャンもヒップホップファッションでよく着るアウターです。
スタジャンとは“スタジアムジャンパー”の略称です。
実はスタジャンとは和製英語で、英語圏では“バーシティジャケット(Varsity Jacket)”と呼んでいます。スタジャン=バーシティジャケットということですね。

これらは人気ラッパーが実際に着ているスタジャン(バーシティジャケット)です。スタジャンの特徴は以下の通りです↓
- 素材: 一般的に身頃はメルトン(ウール)、袖はレザーや同素材のメルトン。
- リブ: 首元、袖口、裾がニットリブ仕様。
- 前あき: スナップ留め(スナップボタン)。
- ポケット: 両脇に斜めに入るポケット。
- 装飾: 胸や背中にチームロゴや学校名などのワッペンや刺繍が入ることが多い。
ラッパーが実際に着用しているスタジャンも紹介します。

YZERRとJP THE WAVYが着ているのがPelle Pelle(ペレペレ)のスタジャンです。
Pelle Pelle(ペレペレ)は1978年にアメリカで誕生したブランドで、派手なカラーやデザインが特徴的なオールレザー仕様のスタジャンをつくっています。
いいお値段がしますが、ラッパーらしいスタジャンが着たい方にはぜひ挑戦してほしいですね。
YZERRが着ている身頃と袖が“同色”の物もスタジャンと呼んでOKです。スタジャンの定義は「色」よりもデザインや形状にあります。
スタジャンについて深く知りたい方は↓を読んでください。
シェルジャケット
春や秋はシェルジャケットを着るラッパーも多いです。
↑BIMやC.O.S.A.達はみなシェルジャケットを着ています。
シェルジャケットとは高機能素材(シェル素材)を使った薄手のアウターです。フード付きのものはシェルパーカーとも呼びますね。
シェルジャケットもブルゾンの一種に入ります。
素材はGORE-TEXを使用したものが人気です。
ブランドでいうと、THE NORTH FACEやColumbia、Patagonia、Marmotなどのアウトドアブランド。ARC'TERYXやStone Island、C.P. Companyなどテック系のブランドがよく着られています。
デニムジャケット
デニムジャケットも春秋によく着るアウターです。

guca owlとCaneeはFUBU(フブ)のデニムジャケットを着用。
FUBUはヒップホップファッションの王道ブランドで、コスパも非常にいいのでオススメです。デニムジャケットが15000円くらいで買えます。
guca owlが着ているFUBUのメタリックデニムジャケットは特に多くのラッパーが着ているのを見かけました。
デニムジャケットが人気のブランドを知りたい方は↓の記事を参考にしてください。
ダウンジャケット
KEIJUはAVIREXの「LIGHT SIGNATURE VARSITY JACKET」というスタジャンを着用しています。AVIREXはラッパーが着るスタジャンの定番ブランドですね。
いろんなラッパーが着ているのを見たことがあるはずです。
ダウンジャケット
Kvi Babaはダウンジャケットの大定番、THE NORTH FACEの「1996 RETRO NUPTSE JACKET」を着ています。
こちらは90年代のヌプシジャケットを忠実に再現した復刻モデルで、世界中のラッパーが着用していました。
冬はやっぱりダントツでダウンジャケットの着用率が高いですね。より詳しく知りたい方は↓の記事をご覧ください。
ラップスタアとなったPxrge Trxxxperはインパクト抜群の“ファーコート”を着用。
ファーコートもラッパーならではのド派手なアウターです。着るハードルが高いかもしれませんが、割と着やすいものもあるのでぜひ一度挑戦してみてほしいですね。
安くておすすめのアウター
アウターは高い。ましてや人気ラッパーが愛用しているようなブランドならなおさらです。
この項目では安くても間違いないブランドとアイテムを紹介します。アウターでも1、2万円代で買えるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
FUBU
トップス、パンツの章でも紹介したブランド「FUBU(フブ)」。
1992年にNYで誕生したヒップホップファッションの定番ブランドで、世界中のラッパーが愛用しています。
デニムジャケットはすでに紹介しましたね。

トレンドアイテムのレザージャケット。本革のものだと10万近くしたりしますが、FUBUのフェイクレザージャケットなら2万ほどで手に入ります。
「軽くて柔らかいので着やすい」「水や汚れに強く手入れが簡単」などフェイクレザーならではのメリットもあります。「本革じゃないとダメ、ダサい」なんて価値観は今はありません。
トップスの章でも紹介した“トラックジャケット”も定番の人気アイテムです。1万円代で買えてバリエーションも豊富。
真冬なら“中綿ジャケット”がおすすめ。2万そこそこで冬を越せるアウターが手に入ります。
ダウンジャケットに比べると暖かさや軽さでは劣りますが、洗濯可能で着ぶくれしにくいなどのメリットもあります。

注目のフィメールラッパー“5leaf”もFUBUの中綿ジャケットを着用しています。
クラシカルな“THE・ラッパー”といったファッションがしたい方におすすめのブランドです。
PRO CLUB
1986年にLAで生まれたアパレルブランド「PRO CLUB(プロクラブ)」。
西海岸から世界中に広がり、今では“ラッパーの制服”と称されるNO.1ヒップホップファッションブランドとなりました。
この記事でも白の無地T、スウェット、セットアップを紹介しました。アウターでもおすすめしたいアイテムがあります。
「SYMMETRY TRACK JACKET」。撥水加工のナイロン素材を採用した薄手のウィンドブレーカージャケットです。
単体のライトアウターとして着てもいいし、パンツと合わせてセットアップで着てもカッコイイです。
こちらは厚手で硬めのポリエステルシェルを使用したトラックジャケットです。
防寒性が高く、オーバーサイジング・ドロップショルダーのシルエットが今っぽくて使いやすいです。こちらもセットアップで着用可能。
Carhatt
世界的ワークウェアブランドであり、ヒップホップアイコンブランドでもある「Carhatt(カーハート)」。
90年代から現在に至るまで多くの人気ラッパーが着用したこのブランド。デトロイトジャケットなど数々の名作アイテムがありますが、ヒップホップファッションで着るなら“アクティブジャケット”をおすすめします。
その理由は以下の通りです。
- 最もHIPHOPアイコンとなっているアイテムだから
- フード付きアウターなのでストリート系ファッションに落とし込みやすい、コーデの難易度が低い。
- 3、4万円代の他のジャケットに対して、2万円代と安い
「アクティブジャケット」には、裏地がサーマルタイプの春夏仕様のものと、裏地がキルティングの秋冬仕様のものがあります。
いつ着たいのかによって選んでもらっていいのですが、個人的には秋冬仕様のものをオススメします。理由は単純で、秋冬に着たほうがカッコよく見えるアウターだからです。
25000円ほどで買えるアウターでこれ以上間違いないものはありません。すべての人にオススメしたい超名作アイテムです。
シューズ

この章ではシューズに関して解説します。スニーカーについての詳しいことは別記事で解説しているので、深く知りたい方は↓をチェックしてください。
この記事では重要ポイントにしぼって解説します。
NIKE エアフォース1
ヒップホップカルチャーでもっとも重要なシューズ、それがナイキの「エアフォース1」です。
ラッパー着用率ダントツNO.1! これは30年前も、10年前も、現在も、そしておそらく10年後も不変です。
「あえて汚れが目立ちやすい白のエアフォース1をピカピカに磨き上げて履く」これが昔も今も変わらないラッパーならではの哲学です。
毎日磨くスニーカーとスキル
「証言」TWIGYの歌詞より
Timberland 6インチ プレミアム ウォータープルーフ ブーツ
ラッパー着用率NO.1が「エアフォース1」なら、不動のNO.2がティンバーランドの「6インチ プレミアム ウォータープルーフ ブーツ」です。
なかでも、「ウィート」という色が定番で、通称“イエローブーツ”と呼ばれています。
どんなファッションにも合わせやすい万能性もいまだに履きつづけられる人気の理由です。
NIKEのスニーカー
様々なスポーツブランドがスニーカーを出していますが、ヒップホップファッションでもっとも人気のブランドがNIKEです。
はじめに紹介した「エアフォース1」はもちろん、「Dunk(ダンク)」、「Air Jordan(エアジョーダン)」、「Air Max(エアマックス)」などラッパーが愛用する多くの人気シリーズがあります。
高級ブランドのシューズ
成功したラッパーはNIKEなどのスポーツブランドのものだけでなく、高級ブランドのシューズをよく履いています。
とくに人気のあるブランドは以下の通りです。
- AMIRI(アミリ)
- Rick Owens(リックオウエンス)
- Balenciaga(バレンシアガ)
- Maison MIHARA YASUHIRO (メゾン ミハラヤスヒロ)
小物(ネックレス、サングラス)
ネックレス
ラッパーのファッションといえば、ジャラジャラと首からぶら下げたネックレスを思い浮かべる方も多いでしょう。いわゆる“ブリンブリン”ですね。
本物のジュエリーがちりばめられた数百万する高価なものから、合金や人工宝石を使用した安価なものまで色々あります。
くわしくは↓で。
サングラス
サングラスもヒップホップファッションに欠かせない小物です。
ラッパーはステージでもプラベートでもよくサングラスをかけています。常にかけてアーティストイメージとして確立している人も多いですよね。
サングラスならラグジュアリーブランドのものでも以外に手が届く価格だったりします。
他にも2、3万円で買える人気ラッパーが愛用しているサングラスを紹介しているので、興味がある方は↓をチェックしてください。
帽子

帽子もファッションの重要アイテムです。キャップ、ビーニー(ニット帽)、ハット、バラクラバ(目出し帽)など色んな種類がありますね。
ここではヒップホップファッションでよくかぶるキャップとビーニーにしぼって紹介します。
キャップ
ラッパーといえば「NEW ERA(ニューエラ)」のキャップ。そのイメージが強いと思います。
そして実際にそうです。ラッパーが被るキャップの8割以上を占めるのがNEW ERAのキャップです。2026年現在もそれは変わりません。
ただ、ここにきて面白い新興ブランドが続々と出てきました。くわしくは↓をご覧ください。
ビーニー
キャップの次によくかぶる帽子がビーニー(ニット帽)です。
ビーニーにはNEW ERAのような絶対的なブランドはありません。それでも多くのラッパーが愛用しているブランドがいくつかあります。
こちらもくわしくは↓を見てください。
まとめ
ここまで読んでくれた方、本当にお疲れ様でした。ヒップホップファッション全般に関してすべて詰めこんだ結果、大長編になってしまいました。
ぜひこの記事をガイドにしてヒップホップファッションを楽しんでみてください!
また、この記事は情報を定期的にアップデートしていきます。ブックマークでもしておいて、再度読みに来てくれると最新トレンドがわかるようにしておきます。
またのご来訪をお待ちしています!







