元BADHOPのメンバーの“G-k.i.d(ジーキッド)”。
メロウに歌い上げるようなそのラップスタイルで、現在はソロとしても大人気のラッパーです。
解散後は小さな頃から憧れていた「俳優」としても活躍し、そのキャラクターを生かした演技で存在感を放っています。
刺青だらけの親に育てられながら、BADHOPメンバーの中で唯一身体にタトゥーを入れていないG-k.i.d。
この記事では、そんなラッパーG-k.i.dの経歴やプロフィール、気になるアレコレについて紹介します。
これを読めばG-k.i.dのことがさらに好きになること間違いなしです!
目次
G-k.i.dとは?
アーティスト名(読み方) | G-k.i.d(ジーキッド) |
本名 | 渡邊 りょう |
年齢(生年月日) | 29歳(1995年5月2日) |
身長 | 180cm台前半(推定181〜183cm) |
出身地 | 神奈川県川崎市川崎区 |
G-k.i.dは1995年5月2日神奈川県川崎市生まれ、本名は「渡邊 りょう」。
2014年に川崎市立川中島中学校出身のメンバーを中心にヒップホップグループBADHOPを結成。ラッパーとして本格的に活動を開始しました。
現在はソロアーティストとして活動しながら、俳優としてドラマなどに出演するなど多方面で活躍しています。
G-k.i.dの名前の由来

G-k.i.d(シーキッド)というアーティスト名の由来。
彼が育った家庭の事情が関係していることは、ファンの間では広く知られていることです。
父親が元・本職(ギャング=gang)の子供(kid)という事ですね。
YEZRRが「川崎は上下関係をたどっていけば、たったひとつの団体に行き着く」と語っているように、川崎市は日本で3番目の規模をほこる暴力団・稲川会最大級の二次団体「山川一家」が拠点にしている地域です。
市内には系列の組の事務所がゴロゴロと点在しています。G-k.i.dの父親もその中のどこかに属する組員だったのでしょう。
G-k.i.dの身長は?
BADHOP1の長身をほこるG-k.i.d。
BADHOPのWikipediaのページを見ると、G-k.i.dの身長は190cmとあります。
どこから出た情報か分かりませんが、これは明らかに誤りかと思われます。
BADHOPのメンバーでG-k.i.dに次いで長身なのが、T-PablowとYZERRの兄弟2人。
T-Pablowがラジオで
- 自分の身長が177cmであること。
- YZERRも同じである。
と公言していたので、2人は177cmだと確定しました。
G-k.i.dの身長はこれをヒントに目視で推察するしかありませんが、2人との身長差は5,6cmといったところでないでしょうか?

173cm程度とされるラッパーのKEIJU(Kvi Babaは同程度か、やや小さい)達との1枚。
いかがでしょうか? 180cm以上あるのは間違いないと思いますが、2人との身長差はあっても10cm程ではないでしょうか。
以上を考慮すると、180cm台前半(推定181〜183cm)ということになります。
G-k.i.dはガタイがいいので身長以上に大きく見えますね。T-Pablowが「G-k.i.dの父親は身長180cm以上、体重100kgを超えてそうな巨漢だった」と言っていたので、血筋なのでしょうね。
タトゥーを入れない理由

全身タトゥーだらけのBADHOPのメンバーたち。
その中でG-k.i.dだけが一つもタトゥーを入れていません。
「心に彫った刺青はMobb Life」
“Champion Road”より
曲ではこんな風に言っていましたが、実際にタトゥーを入れないのは何故でしょうか?
G-k.i.d本人は以前「親父が全身刺青だらけだったから、逆に自分は入れてない」と発言していました。
しかしそれはあくまで表向きの理由で、本当の理由は「将来役者になりたかったから」というものだが、恥ずかしくて公言していないのだとYEZRRにバラされていました。
真相はどちらかわかりませんが、役者をやる上でタトゥーがデメリットになる事は間違いありません。
小さい頃から役者の世界に憧れていて、実際に現在活躍している姿を見ると、本当にそれが理由だったと言われても納得してしまいますね。
他に「痛いのが嫌だから」「先端恐怖症だから」など諸説ありますが、これらは冗談で言った理由だとされています。
髪型

G-k.i.dの髪型は、もみあげや襟足を極限まで刈り上げ、残したトップの髪に強いパーマを当てるスタイルです。
「スキンフェード×ハードパーマ」で完成する、男らしくもオシャレな髪型ですね。
ファッション
G-k.i.dのファッションといえば、一番印象に残っているのはこのジャージではないでしょうか。
このジャージのセットアップは、“KAPITAL(キャピタル)”の「スムースジャージースタントマン&ウーマン トラックジャケット、パンツ」というアイテムです。

KAPITALはT-PablowをはじめとしたBADHOPのメンバーなど、世界中のラッパーが着用している日本のブランドです。
宅建試験に一発合格
今日もお昼休みは渋谷UDAGAWA BASEよりWREP/ABEMA同時生放送!本日のゲストはG-k.i.d!観覧可能なので渋谷に居る方は是非!この時間帯は観れないって方は見逃し配信でどうぞ!#WREP https://t.co/Ehw6iRLOgl
— Zeebra (@zeebrathedaddy) February 6, 2024
↑こちらのラジオ内で、5ヶ月間の独学での勉強の末、宅建試験に一発で合格したことを明かしたG-k.i.d。
宅建試験=宅地建物取引士の略称で、不動産取引の専門家を指す国家資格。毎年合格率は10%台。
試験を受けた経緯と結果として、以下のように語っていました。
- BenjazzyがFSL(FREE STYLE LEAGUE)に出る際に練習の手伝いをしていた。
- それを見ていたら「こいつ、また新しい挑戦をしていて、かっこいいな」と思って、自分も何か挑戦がしたくなった。
- 子供の頃から勉強は出来たので「なにか勉強でやれること、ないかな?」と思った。
- 2023年5月から独学で勉強を始め、10月に試験を受けて見事合格。
1000万1週間生活で役者のオーディションを受ける際も「新しいことに挑戦したい」と発言していたG-k.i.d。
自分の新たな可能性を模索し、挑戦するのが好きなようですね。
趣味=ゴルフ
G-k.i.dの趣味はここ数年で始めたというゴルフ。
「Day N Night 」のMVもよく行くゴルフ場で撮ったと明かしていました。
そんな趣味のゴルフ仲間の一人が、1000万1週間生活にも出演していた北浦社長。
BADHOPのメンバー達と親交があり、G-k.i.dとは毎週のように飲みに行く飲み仲間でゴルフ仲間。
G-k.i.dは北浦社長の会社のゴルフコンペにも参加することもあるとか。
始めて二、三年で数十年のキャリアを持つ北浦社長よりも上手くなったそうです。
G-k.i.dの経歴

裕福だった子供時代
父親が組員の家庭に生まれたG-k.i.d。
小学生の頃まではかなり羽振りがよく、BADHOPメンバーの中で一番裕福な家庭に育ちました。
大きな家に住み、ゲーム機などのオモチャも好きなだけ買ってもらえたそうです。
メンバー達いわく
- 刺青だらけの巨漢でダントツ見た目が怖い
- ワイン飲んで葉巻とか吸ってる
- 家で熱帯魚いっぱい飼ってる
- スキンヘッドとかの若い衆を従えてる
というような明らかに普通とは違う父親でしたが、当のG-k.i.d本人は鈍感で父親が組員であることに気付いていなかったと言います。
しかし家庭の景気が良かったのは小学生の頃までで、それ以降は電気が止まるほど生活も苦しくなり両親は離婚しました。
父親は現在、普通の仕事をしているそうです。
メンバーとの出会い

他にBADHOPメンバーがいない小学校に通っていたG-k.i.d。
初めてのメンバーとの出会いは、その頃からヤンチャだったT-PablowとYEZRR兄弟とでした。
通っている小学校では番長的存在として目立っていたG-k.i.dは、公園で小学校同士のタイマン対決を繰り返していた兄弟と戦い負けますが、これが縁で仲良くなることに。
その時に兄弟と幼なじみだったTiji Jojo、Bark、また別の小学校に一人通っていたYellow Patoとも出会いました。
中学時代 - 少年院へ

BADHOPのメンバーの大半が通った「川崎市立川中島中学校」へ進学したG-k.i.d。
信じられないような数々の有名な逸話を残すほどの悪行をおこなったG-k.i.dを含めたメンバー達。
14の誕生日は単独房で過ごし
「Stay」G-K.I.Dのパートより
ついに逮捕されたG-k.i.dも盛岡少年院に送られることになりました。
なんとか卒業式の1週間前には出院することができ、みんなと一緒に卒業することは出来ました。
BADHOP結成

中学を卒業した頃からBADHOPのメンバー達とクラブの運営をしていたG-k.i.d。
クラブのオーナーをやっている先輩から店を任され、朝まで仕事をしたあと昼までフリースタイルなどでラップの練習をしていました。
↑当時運営していたクラブが入っていたビル。3Fに店がありましたが、現在はホストクラブに変わっています。
このクラブで行なっていたイベント名「BADHOP」がグループ名の由来になっているのは有名な話ですね。
ライブを行ったりアルバムを手売りするなど、グループとしてこの店を拠点に活動。
双子兄弟が高校生ラップ選手権で優勝したり、Zeebra主催のレーベルから“2WIN(トゥーウィン)”というユニットでデビューしたりと注目を集めるなか、2015年に1stフルアルバム「BAD HOP」をリリース。
これ以降の約10年間におよぶBADHOPのサクセスストーリーはここでは省略します。
G-k.i.dも始めの頃のスピットするようなラップから、次第に現在のような歌いあげるようなスタイルを確立していきました。
この先のキャリアは?
小さな頃からあこがれていた役者としてキャリアを歩み始めたG-k.i.d。
その抜群の存在感を生かし、これからも役者として様々なドラマや映画に出演していくことでしょう。
そして、もちろんアーティスト活動もこれから継続していく意向を示しています。
解散後ソロになってからも様々なアーティスト達から客演によばれ、「Friends, Family & God」の大ヒットなど、元BADHOPのメンバーの中でもひときわ目立つ活躍をしています。
ソロアルバムをリリースしていく事も表明しているので、この先もシーンに欠かせないアーティストとして活躍し続けてくれそうですね!
まとめ
この記事では、ラッパーG-k.i.dについて紹介しました。
アーティストや役者としての才能はもちろん、その多くの人から愛されるキャラクターもあって、これから長く表舞台で活躍してくれそうですね。
他にも日本のヒップホップに関する様々な記事を書いているので、気になるものからチェックしてみてください!